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いぬかい　げんや 俺／あんた。ぶっきらぼうに淡々と喋る。一応基本的は普通の人間に見えるはず。 少々やんちゃに生きてきた学生時代。 中学生の頃、近所を通学していた高校生のお姉さんに憧れ、ちょっと背伸びした進学校に入学することに。 意を決して告白をしたものの、「まずはお友達から」にすらならず、先輩達に笑われながら2年間を過ごすことになる。 彼女たちが卒業し、高校に通う意味も見いだせなくなったことから早々に退学した。 社会から切り離されていった上、実らなかった「恋心」というものそのものに異様に執着を残している。 しかしその一方で、年上に笑われた経験から大人の女性があまり好きにはなれない。 退学後、他人からの愛を求めては、何か違うと感じながら通り魔紛いのことを繰り返していた。 傷付けるだけで気が済んでいた時期もあっという間に通り過ぎ、とうとうひとりの見知らぬ人間を殺める。 ショックを受けないことにほんの少し驚きはしたものの、人の命とはこんなものかと諦めにも似たものを覚える。 求めていた「愛」とは、こんなに簡単に消えてしまうものなのか。 ―――ここで終われば平和だったのだろう。 しかし彼の足下に、カランと何かが落ちる。 レネゲイドを帯びたその刃物に、まるで語りかけられているかのような―――そんな錯覚。 この刃を手にできたら、扱えたら。 別の形の、壊れない愛の形を手に入れられないだろうか。 凍てついた心で、凍てついた刃を操る。 愛の形が金額に乗るのではと考えた時期もあり、依頼を受ければその報酬に応じてなんでもやってきた。 相手を問わないため、UGNにもFHにも対立していたのかもしれない。 たまたま生き残れていただけで、生死の境目をギリギリ走り抜けていただけかもしれない。 そんなとある日、何気なく入った喫茶店で運命的な出会いを果たすことになる。 甘い牙に貫かれることを夢見て、今日も凍てついた心を燃やし続けている。 通過シナリオ 「寤寐思服のルドベキア」 自分の知らない、自分の求めているモノの形を見た。 けどまだそれを理解できていない。 「駆走円環のスコルとハティ」 「酔生夢死のルーデンス」 成長：〈白兵〉5→9、〈調達〉2→3、〈情報：裏社会〉0→2

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