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美山 香蓮(みやま かれん) 高校生。父は自分が生まれた時に、それから女手一つで育ててきてくれた母も１年前に病気で亡くなり、現在は姉と二人暮らし。 母が健在の頃には２人の後押しもあり部活動(水泳部)に所属していたが、母亡き後は少しでも家計の足しになるようにと部活を辞め、雑貨屋でアルバイトを始める。 昔から姉が大好きでべったりだったが、ある日を境に自身の姉へと抱く感情が恋慕であると気付いてしまい『これはい抱いてはいけない感情だ。この気持ちを姉に覚られて迷惑をかける訳にはいかない。なにより、気持ち悪がられたり嫌われて一緒に居れなくなるのが嫌だ。』と、最近ではやや反抗的な態度を取るようになった。 しかし、今までが素直だった分反抗しきれなかったり、少しくらいなら大丈夫かな？と、甘えに行ったりもしてしまう。やっぱり姉が好きなのである。 雑貨屋でバイトをしている中で、店舗で取り扱っているお香やアロマキャンドルに強く興味を惹かれた。自分好みのいい香りが漂うと、とてもリラックス出来るという事を知り、自宅でもアロマ関連の書籍を読んだり、キャンドルの制作にも手を出すようになった。キャンドルの制作中にも『お姉ちゃんは喜んでくれるかな？』と姉が喜んでくれる姿を想像しなが懸命に作業している。 凝った装飾なども施したいのだが、いかんせん不器用なので装飾については残念なレベルである。 今後はアロマを用いた簡単なマッサージ等にも手を出せればとこっそり勉強中。マッサージを口実に姉に触れる事が出来るぞとやましい感情を持っているとか持っていないとか…。

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