タグ： くろさわ家

「……将来、ですか。特にまだ決まっていないです」 「ふふ、もう、かわいいね」 「幸せに暮らしたい……」 セールスマンベース 父親、母親ともにハリウッド大スター。顔良し顔良しからの超ハイブリッド。家は豪邸で両親仲はよく溺愛されて育つ。小さいころから欲しいものはなんでも手に入ったしまたその容姿も両親を受け継ぎ道を歩けば誰もが振り向く可愛らしい少女であった。 が、成長するにつれその美貌はさらに引き立つ。そう、それは美しすぎるものであった。その美しさはあくまで”観賞用”。日常生活を送るには不向きなものであった。距離をおかれ、また理不尽に接されるものが多かった。それは嫉妬だったり、好意からのものもあったがそんなものは彼女には区別がつかなかった。また小さいころに誘拐されたことがありかなりのトラウマになっている。 であればこの美しさを保たなければいい。髪も肌も手入れをしなければどんどん衰える。いっそ顔に傷でも作ればいい、と思ったが両親が大スターである。そんなことをして二人の名に傷がついたら困るし、努力している二人の手前、自分だけが美しくなくていいなどとは口が裂けても言えなかった。なにより一緒に美に磨きをかける両親に自分はもう嫌だなどと言えなかった。 根本的に目立つことが苦手である彼女の将来の夢はOL。一日PCに向き合ってお昼に財布だけ持ってランチにいく。いつかはごくごく一般的な男性と結婚して子どもを作って幸せに暮らすのだ。子どもの運動会を夫と見に行ってかけっこを一緒に応援する。そんな一般的な家庭を築きたい。 が問題もある。小さいころから人の目にさらされて生きてきた彼女は根本的に人が少し苦手である。その分好きな人への許容が広い。そもそも愛らしさというのは見目だけではないのだ。 性格は大人しくまた内向的。無口なわけではないがあまり自ら率先して動かないだろう。流されやすい。身内主義で中に入れれば何をされても許してしまう。友人を大切に思っている。自分などを友人に置いてくれているのはありがたい。許容こそが愛と思っている節がある。両親への許容。友人への許容。周りのものへの許容。世界は愛でできているのだ。 好きなものは一人の時間。家族。友人。紅茶。料理。 苦手なものは人の視線。からいもの。幽霊、雷。ただ弱みになるのであまり言わない。 HO4に対しては本当にかわいくてかわいくて仕方がないと思っている。自分の横にいることが居心地が悪そうな彼女であるがそれでもいてくれる。いつか二人ででかけてみたい。そんなことしてくれるだろうか。あなたの隣に私はふさわしくないのに。 特徴表持ち探索者(使用はKPに一任) (2-1)手先が器用/任意の<製作>1つの基本成功率が50％となる(プレイヤーは分野を決めること)。さらに<機械修理>および<電気修理>に+10％。 (2-3)親の七光り/名家の出身、または親が有名人かもしれない。<信用>に+20％。 ✿HO1(エリカ): あなたはHO4になりたい。 自身のあまりの美しさから人に避けられ遠慮され嫉妬されてきた。 それなら容姿なんて平均でいい。 ※APP18固定 20201121 【後遺症】 『他者になりたいという願望を抱けなくなる』 誰かになりたい、自分が自分以外の誰かだったら。 探索者がそんな思いを抱くことは二度とないだろう。 星野 有希　竜胆 虎徹 花井　里帆

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