タグ： みにっと

彼女は生まれつき肌が異様に白かった。 アルビノに近い症状ではあったが、しかしそうではないという。 そのまま15年ほど普通の家庭で過ごしてきた。 表面上は。 彼女の親は不倫をしていた。 それも両親それぞれが。 お互いがお互いにバレてないと思っているまま、彼女の15歳の誕生日。 些細なきっかけで始まった両親の喧嘩はいつしか熱が増し、お互いの不倫についてへと話が向いてしまった。 結果として、その日のうちに白織家は一家離散となった。 彼女自身にも原因がなかったわけではない。 幼少期より彼女は五感が鋭かった。 人並外れた、という言葉がぴたりとあてはまるほどに。 ほんの些細な変化に気づき、ほんの些細なにおいにも気づく。 そして幼い彼女はそれを隠すことを知らなかった。 気づいた変化を人に言い、驚かれ、怖がられる。 白い髪、白い肌、縦に長い瞳孔と赤い目。 そんな見た目も相まって、いつしか周囲から蛇と呼ばれるようになっていた。 ならばと、今度は人さえも見るようにした。 些細な感情の変化さえも読み取り、タイミングを見て話せるように。 本を読み勉強をした。 知識を蓄えることによって何か解決できないかと。 しかしそのどれもが失敗だった。 より一層怖がられ、気味悪がられた。 それは両親とて例外ではなかった。 そうして、環境の変化を察知する少女は、察知する環境を失った。 家族というものが無くなったあの日、 キャリーケースの半分ほどしかない荷物を詰め白蛇のぬいぐるみを乗せ、あてどなく外へと向かった。 暫くの間は片手で数えられるほどの友人の手を借りて、幾つかの家を転々としていた。 ロシア人の先輩、機械に強い三姉妹、マルチクリエイター、裕福な兄妹……。 そのどれもが幸せそうな色で幸せそうな音で幸せな匂いで溢れていた。 追い出されたわけではない。彼女自身で期間を決めた。 自分がいることによってその色を音を匂いを壊さないように。 そうしてある時、ぬえと名乗る人物と出会った。 [HO：蛇] 貴方は気配察知に優れている。他人では気づけないほどの些細な環境の変化を察知できる。 《メリット》 〈目星、聞き耳〉の判定を行う場合成功値に +30% で判定できる。 ファンブルは失敗。 また、特殊技能 〈熱探知（初期値５）〉を使用できる。 ＜熱探知＞…技能に成功すれば対象の体温を感知できる。 《デメリット》 貴方は手足が不自由だ。DEX は 3D4 で決定すること。（最低 3、最大 12） 特徴 ・3-1　天気予報士 外を見て＜アイデア＞ロールに成功すると、短い期間(1+1d6時間)の正確な天気を予想できる。降水確率や風向き、強さ、嵐の時間帯、落雷しやすい場所等も予測可能。 ・1-7　勉強家 日々学ぶことに精進している。EDUに+1。 セッションログ ・『件の如しと言いますが』　SAN→74、こぶし +9、神話 +1 幕間　博物学 +13 ・『シーサーペント・ディストーション』　SAN→83、目星 +1、図書館 +7、神話 +8(狂) ・『氷椛』　SAN→81、神話 +3 ・『逢魔時妖士奇譚』　SAN→76、心理学 +9、神話 +7

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ