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4-6:寄せ餌(D)1d6→6 2-8:芸術的才能INT*3を任意の芸術へ 穏やかな青年。繊細で、どこかぼんやりとしている。ドイツ人の母親に似ているらしい。 (ヘイフェツ→へいふつ→丙 経津→丙(ひのえ)→ひの→陽乃) 世界的に有名な音楽家一家の長男。 生まれたときから全て決まっていて、生まれたときから全てを与えられていた。 所謂ギフテッドと称されるタイプの天才。 自由らしい自由はなかったが、それでもそれが苦ではなかった。 理解者は常に居た。両親と許婚だ。 彼らは常に陽乃を大切にし、陽乃もまた彼らを大切にしていた。 していたのに。 陽乃はヴァイオリンが弾ければいいと、彼らは思っていたようで。 あるときだ。世界的に著名な音楽家をひとところに集めた催し物があった。 彼も当然その場に呼ばれ、彼の家族も招待される。 豪華客船の進水式典、そのパーティーだ。 そこで、不幸な事故があった。ただの、不幸な事故だ。誰もきっと悪くない。 それに、幸運でもあったのだ。 大規模な海難事故であったのに、被害者はたったの3人だったのだから。 世界的に有名な若きヴァイオリニストは無事だったのだから。 ご愁傷様ですと告げる声と、密やかにもれ聞える声。 彼らは人を助けるために沈みかける船に残ったのだ。不可抗力だったのだ。 『陽乃さんが無事でよかった。ご家族もきっと』 なんだそれ。最悪だ。どうせなら一緒に連れて行ってくれればよかった。 ヴァイオリンが弾ければよかったのではなく、彼らの元でヴァイオリンを弾きたかったのだ。 彼らの笑顔が一番の報酬だったのだ。そういう、人生だったのに。 そう、選んだのに。 それでよかったのに。 後釜になろうと擦り寄られることが恐ろしくて、おぞましかった。 だから彼は、はじめて自分で、自分から。選択肢を作り出して、それを選んだ。 彼らと同じところに逝こう。 故に。経津陽乃はひっそりと表舞台から姿を消した。 海も枯れるまで_HO1 「あなたはとても美しい自殺志願者である。」 ■APP18 の美しい容姿である ■性別は男女どちらでも構わない ■年齢は 20 歳以上である ■都内在住 ■探索者は自殺したいと思うほど、この世にとても絶望を感じ、追い詰められている。 必ずそういった設定を付けるようにしてください。 死に場所や死に方を日々模索しており、その為手首や首元、身体のあちらこちらに自傷行為の痕がある。

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