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落合栞(おちあいしおり)27歳男性 現空軍所属 黒髪を後ろにショートポニーにした男性。 動きやすいストレッチ性の服を好む。 普段はシャツにカーゴパンツでラフな格好が多い。 人と話す時は明るいが年上や目上の人には敬語が多い。年下や子供にはとても慣れこい。 家族の事になるとじいちゃんばあちゃんの事を言って、親のことを聞くとお茶を濁す。 今は実家暮らしで優しいおじいちゃんとおばあちゃんが待っていてくれる。 正義感が強く、救いたいという気持ちは後悔したくないという気持ちの表れ。 死んでたまるかと常に思っている。 そんな彼には消えない傷痕が残っている。 昔は病弱だった、ある出来事のせいで完治する。 その名残の傷跡が今も胸のど真ん中に 此処だ。と言わんばかりに残っている。 生まれた頃から心臓の病で14歳まで生きれないと医者に言われていた。 心臓が強く痛む日は両親が泣きそうな顔で心配するので、自分はそう長くないんだ...といつも感じていた。 それでも少年は家族に囲まれて幸せだった。 だが、少年は確実に衰弱していった。 悲しみにくれる両親は願った。 なんでもいい、栞を助けてくれ...。 願いは、あろう事か忌々しい邪神が聞き入ってしまった。 面白がった邪神は少年を生き延びらせる代わりに、生贄として両親の心臓を奪った。 ...15歳、初めて見た景色は、家族の無残な姿だった。 ...それから彼は祖父母の元で懸命に育ち、空軍士官学校を出て軍人となり、生き続けられないと言われた命で精一杯生きて...生きて...生き続けた。 それでも、彼は思ってしまう。 「自分なんかじゃなく... っ生きていて欲しかった....」 生きられなかった命は、 彼の大切なもので生かされている。 「誰かに救われたんなら誰かの為に生きなきゃいきゃいけない。それが想いを受け継ぐってことだろ。」 誰かにそう言われた気がした。

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