タグ： 秘匿

脱獄は乙女の嗜み ▽HO2：あなたはお嬢様である。 私立舞麗慈和学園の高等部1年生(15歳)。 特に立派な家柄という出自では無い、あなたは学園では図書委員と吹奏楽部に所属している。 家は創業60年に満たない、ここ最近に急に成長した服飾製造会社「KODOU」。 全国に有数の店舗を持ち、海外にも店舗を展開している。 誰でも着られるベーシックな服の他に、先鋭的なデザインを取り入れる取り組みが評価された。 私立舞麗慈和学園の創立記念に一新された今の制服は、KODOUがデザインしたものである。 概ね好評だが、生徒の一部は歴史のある会社のデザインでないことを良く思っていないらしい。 時愛は兄が上に3人おり、胡堂家の唯一の娘のため、親兄弟から溺愛されて育ってきた。 恥ずかしがり屋で声が小さい。引っ込み思案。いつも恥ずかしそうににこにこしている。 服飾会社の娘にも関わらず、本人は超が付く不器用。 物をいじるとすぐ壊す、料理がド下手、走るのが死ぬほど遅い、よくコケる。 しかし家の跡継ぎでないことや、蝶よ花よと育てられた所以か本人はすごく気にしている様子はない。 世間知らずで人を疑うことを知らず、騙されやすい。 聞き耳：人の話を聞く側に回りやすい。 図書館：本大好き。 目星：気のつくことができる人になりたいと努力している（不完全）。 製作（ダークマター）：極度の味音痴。味見しているが本人はまずいと感じないため、とんでもない料理を振る舞ってくる。 芸術（演奏（打楽器）：吹奏楽の打楽器パート担当のため。不器用な彼女が唯一できる楽器である。 心理学：人を気遣うときに自然と身についた。しかし疑い知らずのため、高くはない。 博物学：本で得た知識。 歴史：家に歴史がないので、少しでも昔の知識をつけようという考えから。 以下秘匿 秘匿： あなたは高等部進学後、恋に落ちた。その相手は生徒会長の雲野大良(くものひろよし)だ。 （中略） あなたが呼び出された場所に行ってみると、そこには雲野がいた。 「君の事を入学式の際、壇上から見て、一目惚れをしてしまったんだ。 俺は許嫁が居るが知っての通り、とても恋人とは言えない関係でね。 互いに親が決めた方針に沿わねばならないのもあるが……。だが、俺は君の事を好いてしまった。 どうか、俺と付き合ってくれないだろうか！ いずれ、許嫁との関係は解消する！ 俺を信じてくれ！」 と彼は真っ直ぐな眼差しで伝えてきた。 彼のその言葉に、胸に熱い恋情と少しの背徳感を覚えながらも、あなたと彼の秘密の交際はスタートした。 （以下略） ---------------------- 箱入り娘に加え、校内にほとんど女子がいない状況である彼女にとって兄と父以外の男性はほとんど未知の存在だった。 高等部に上がってからほぼ一目惚れ状態であったが、生徒会長に抱いた感情は「恋愛」なのでは？と気づくまでに時間がかかる程度には鈍感であった。 生徒会長との秘密の交際は後ろめたかったが、新しい気持ちをたくさん知ることができる交際は彼女にとって胸膨らむものだった。 今回の計画については、不器用な自分にできるだろうか……とドキドキしている。 とりあえず（時愛にとっては）おいしいお茶菓子を振る舞うことでごまかせないだろうか、と考えている。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ