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旅行雑誌「スペクタクル」の記者。 先月号までは水族館ジャーナリストを名乗って各地の水族館特集をしていた。海が好き。 今度の企画は離島特集！　楽しいことだけやって生きてんのほんとサイコーだと思ってる。仕事が毎日バカンスみたいで本当に天職、ジャーナリスト万歳！ フッ軽でジャーナリストらしく興味があることはぽんぽん調べ回るよ〜！　みんな宜しくねぇ！ …………………… ほんとは月刊アトランティス（はっきりと言いましょう、ムーのオマージュです！！！）のライター。（いつかやりたかった！　ほに下さってありがとうございますやったー！！） 超頑張ってコミュ強陽キャ（？）っぽく振舞っているけど人間関係苦手すぎて死にそう。本来は「むり」が口癖の陰キャ。自分も含め、編集部にはヤバいのしかいないので常識的な振る舞いに自信が無い。なんで民宿しかないのこの島。むり。 フッ軽なのは演技でなく生来の特性。自分に不利な情報やものごとを自分に到達する前にシャットアウトしたいから。慎重な性格だからこそ神経質に色々調べ回る。 名前の表記は本当は「丸子」。九割「マル子さん」と呼ばれるので公的書類以外はカタカナに崩している。 養父母のことは大好きだけれど、なんでこんなダサい名前にしたんだろうとちょっと思っている。 でも血のつながりのない自分を大事にしてくれている手前そんなことは言えない。 本音を言うと実親が不明なのはだいぶストレスだった。神経質で細かいことが気になるので。 そのため反動で出自についてはオカルティックな空想をすることで深く考えることから目を逸らしてきた。（例えば亡国のやんごとなき血を引いてるから親がそれを隠すために自分を捨てたとか、自分は忘れているけれど生まれた瞬間七歩歩いて天地を指さして有難い言葉を喋ったんじゃないかとか）それが高じて月刊アトランティスの記者になった節がある。 養家で育ったことも本当の両親のことも、思春期頃までは気にしていたけれど今は気をそらすのが上手くなって普段は気にしない。 アトランティス誌では「マルコ・ボーゼの異世界見聞録」というコーナーをもち、コーナー名にある通りのペンネームで記事を書いている。今月号の語り出しは『諸君！　とうとう我々は冥界のパワーをこの手に受けることができるようになったのだ！』。 ……ヤバい記事書いてんなーという自覚はある。マジで人に言えない仕事してるわと思ってる。 けど正直、仕事はめちゃくちゃ楽しんでる〜！ 真実を探求するジャーナリストとして使命感を持って取り組んでいるというよりは、オカルト作家みたいな気持ちで内容を盛りっ盛りに、盛りに盛って書いている側面が強いのは内緒。 編集部では変人たちに囲まれて飲み込まれそうでヤバいのでマルコ・ボーゼのテンションで過ごしている。ノリノリで諸君！　とか言ってる。ヤバい奴だという自覚はあるけれど、ヤバい奴らと渡り合うにはこの位のテンションがないとやっていけない。 こうして演技が癖になっているから、コミュ強のフリも躊躇いなくやれるのかもしれない。 本当のあたしってなんだろうね？　どれだろうね？ この懐かしさの正体を突き止めたら、ちゃんと「私」がどれか、何か、わかるかな。 技能 親が誰かわからない、あいつは養子らしいぞと後ろ指を差されて荒れていた幼少期、養父母から心の鍛錬として道場に通うことを勧められて武術太極拳を習い始めた。カンフーの使い手のオカルト専門ジャーナリストって属性過多でいいなと思って今でも不定期に道場に行く。（こぶし、キック、MA） 写真の腕はピカイチ。仕事柄見えないもの撮らなきゃならないなら、見えるものはこれ以上ないぐらいはっきり撮れなきゃダメだから。日本報道写真連盟の主催するコンテストで大賞をとったこともあるし、副業としてストックフォトで毎月200枚前後を売上げている。（写真術） 見えないものを見ようとするなら、洞察力は職業柄大事。そもそも慎重で神経質な性格も手伝って、違和感にはすぐ気づくタイプ。（目星） ★鍵開けを職業技能に入れたのはムー……じゃなかったアトランティスの記者なら割と立ち入り禁止に踏み入って色々やらなきゃだろうなという考えから。

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