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Ho1 警戒、もっと見ていてくれれば良かったのに Ho2 同じく警戒、身体が強い先生は中学の時のこともあり苦手 Ho3 羨望、いつも申し訳なかった ~建前~(生徒によく話すこと) 学生時代、制服を着崩して来なかったため、学校で着崩したいという欲望が溢れて中学教諭で一番他の先生に目を付けられにくく自然(本人談)な科目を選んだ結果、美術教諭になった。 ~本音~ 体が弱かった中学生の時に長期の入院をしていたせいで両親や周りの人が妹に割くための時間を自分が独り占めする様な焦燥感を感じていた。何かと心配してくれる周囲に恵まれている事を良しとはしていた。流石に長期の入院となれば、授業に追いつくのが難しくもなり、加えて中学という多感な時期に長期で休むということは体調の良い人には都合よく休めるようにうつりよく思わないと思う人ももちろん多くいた。そのことは妹を含む家族には伝えず今まで過ごしてきた。妹から見たら、「私をさしおいて置いてずっとチヤホヤされ続ける兄」だったのではないかと心の底では思っていた。そんなこんなで絵に執着する事で色々紛らわせていたが推薦で美大にかようる様になり逃げる様に大学で授業に打ち込む。もちろんお金は両親が離婚しているという事もあり、日々ただでさえバイトをしていても金欠学生が多い美大生であったため余計に生きることにギリギリの生活を送ることになる。手に職をと思ったため、1年時から教職課程で単位を落とさない様に生活を続けた。その頃になっても頭をついて回るのが妹の姿だった。授業の一環で古着のリメイクをする時間がありそれがきっかけで妹がもしも服に興味があればどんなものでも再現して唯一無二の服を作ってあげたいと思っていた。俄然、やる気が出て仕舞えば手っ取り早く洋服を作ったりする仲間を作るために最初はSNSを通してコスプレ関連で情報を集め裁縫の仕方を覚えて夜な夜な体力の続く限り衣服の製作に取り掛かる様になっていった。 妹が進学するという中学に就職が決まった事が、本当に嬉しかった。ただその頃には妹のためと始めた衣服作りは趣味になっており自分らしくある事を曲げないため現在の様な服装(制服を魔改造した)を身につけて転勤。身体がよわいだけで女男となじられ、ズル休みと言われた事を今中学に通う子供達には言ってほしくない、言われてほしくない、という気持ちから少し変わった先生の立場を確立して「他の先生では言えないけど、この先生には話せる」という地位を築いた。 が、一番話しかけてほしい妹からは他人の様にさらには冷たく接せられ内心傷つきながらもなんとか折り合いをつけて生活をしていた。自分自身も体調が悪いとき保健室によく行って給食だけ食べて帰るときもあったためあの領域に足を大人になった教師の自分に踏み入れられるのは嫌だろうと保育教諭(ho3)には申し訳なく思いつつも任せておけば良いと考えきってしまっていた。 妹が何をもって一人でいるのか、そして居心地悪そうにしているのかが検討がつかず、さらには中学の貴重な時間を入院生活という時間で置き換えてしまっているが故にさらにどう接すれば良いのか分からずにいる状況で突きつけられる自殺。 何も、何もしてあげられなかった。 せめて笑顔が見たかった。 「大人になったら良いことあまり無いけどさ、少なくとも知らない土地に行く選択肢が出来るんだ。」

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