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警視庁のサイバー犯罪対策課に所属する警部補。 もともとはSIT(刑事部捜査一課特殊犯捜査班)でネゴシエーター(交渉人)をしていたが、上司や組織のあり方に不満を覚え2年前に異動している。 両親が遅くまで帰ってこない家庭だったため、幼い頃は家に帰るとパソコンが友達だった。家にいつでも使える共用のパソコンがあった。ネットには24時間お話ができる友達が溢れているし、ずっとネットサーフィンしていても暇にならない。それがこうじて、小学校に入ってからはついに犯罪一歩手前のハッキングにまで手を伸ばすこととなる。 そのため、リアルの友達というよりはネットの友達の方がいた。学校から帰るとパソコン三昧。 ネゴシエーターを目指したきっかけは小学4年生。旅行中のホテルで事件が起こり、人質されてしまった。2日間にも及ぶ犯人と警察との交渉の末無事解放される。その影には一人のネゴシエーターの努力があった。そこから憧れを抱き、無事警察に就職。若いながらSIT配属となる。 憧れの人は笹原(ささはら)。当時まだ26歳と若かったが、彼の懸命な交渉により人質である神門は無事五体満足で解放された。病院へ搬送された後もお見舞いに来てくれたほか、ネットしか友達のいなかった彼女に人と関わることの面白さを教え、神門が警察を目指すきっかけとなった。 ネゴシエーターとして数々の事件を解決してきたが、2年前に担当した事件で課を異動することとなる。警察上層部の息子が民間人を人質に取った立てこもり事件であった。多少の犠牲は伴ってでも世間に知られることなく素早く事件を解決したい上と、時間をかけてでも犠牲を出さずに解決したい神門。 神門の代わりに上司である笹原が指揮を取り、結果奇跡的に犠牲を出すことなく事件は解決する。しかし事件はマスコミによって公となり、警察組織は少なくないダメージを受けることとなる。結果として笹原が責任を取って警察をさることとなる。 事件を解決に導いたのにも関わらず、お偉いさんたちの都合で笹原を辞めさせるのはおかしい。そもそもネゴシエーターとは犠牲を出さないことが1番ではないのか。組織のあり方や上の考え方に疑問を覚え、対人よりはもともと趣味の方が強かったサイバー犯罪対策課へ異動願を出す。 真面目。気が強い。正しいと思ったら信念をなかなか曲げないところが特に上司と衝突しやすい。 弱音の吐き方がわからない。人に素直に頼ることができない。誤解されやすい性格。 人と仲良くしたくないとは思っていないが、そのやり方がわからない。そう接しようとすると、どうしても犯人との交渉スタイルになってしまう。 護身術を覚えたのも事件がきっかけ。自分の身を守る術を身に付けたいのと、女だからと舐められるのが嫌なため。ネットで調べて独学で柔道を身につけた。その後警察学校に入るために本格的に習ったためある程度の癖はなんとかなった。 目の前で松伏さんが亡くなって、しかもそれが自分が間に合わなくて自分の目の前で亡くなったことに大きな精神的ダメージを受けている。しかし、性格上人に弱みを見せたくないため表に出さないよう気を付けている。事件を解決することでせめてもの罪滅ぼしになると思っており、それまでは絶対に弱音を吐かないと心に決めた。 優しい言葉や気遣う言葉をかけられたら、抑えている気持ちのストッパーが外れそうになってしまうため今は外見だけでもと強がっている。 鳥尽に”大丈夫ですか？目の前で見て”的なことを言われ、具体的な内容と気遣いの言葉をかけられて危なかった。そのため、松伏さんの家に一緒についてくると言われた時にあからさまに嫌な顔をして回避した。ああいう人を気遣う人は、あからさまに嫌な顔をすれば気遣ってついてこないだろうという心理を読み取ってのあえての行動。 加沼が葬儀に現れた時、本当は殴ってやりたかった。でも事件解決には彼とはある程度の関係を気づいた方が良いと思ったため、感情を押し殺して耐えて会話をすることを選んでいる。ネゴシエーター時代に感情のコントロール方法を身につけていなければできなかったことだった。 【参加シナリオ】 「感染自罪のモンタージュ」最終SAN59+13

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