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私立探偵ベース　菊山探偵事務所の助手兼見習い探偵 きくやま　ちとせ(マリー・ゴールドバーグ) SIN:嫉妬 傷:右目を覆う皮膚にあり、普段は前髪で隠している。 現在事務所で、所長の助手として身の回りの手伝いをしている。 今回の身裂館事件は所長が別件で忙しく、初仕事として向かうことになる。 所長のことを信頼しており、それ以外の人間に興味がない。 幼少期の環境により他人の顔色や声色で気持ちを読み取ることが得意になる。 所長は決して他人を否定しないため、優しすぎるがゆえに騙されやすい。 そのため鈍感な彼を心配しており、利用する者を許せない。 今まで被害に遭わせた同業者や警察、金持ちなどの資産家を信用しない偏見がある。 基本的寡黙、鋭い目つきをしており、容姿も相まって近寄りがたい印象がある。 マリーゴールド　marigold 花言葉(一般): 嫉妬、絶望、悲しみ　黄色:健康　オレンジ:予言 伝説から: 勇者、生きる力、誠意、命の輝き 和名:センジュギク(千寿菊)、サンショウギク(山椒菊) 別名:太陽の花 由来:① 聖母マリアの祝日（聖母の被昇天）にいつも咲いていることから、 「マリア様の黄金な花」と呼ばれるようになった説。 ②フランス語の沼（marais）が語源という説。 私は愛し合う幸せな夫婦の間に、次女として産まれました。 姉は五体満足に対し、産まれつき心臓が弱く盲目でした。 軽い運動はおろか、座ることさえ困難な時もありました。 非日常が続いていくうちに、学校で過ごすよりお家の中で過ごすことが多くなっていきました。 ですが、家族はいつも優しくしてくれました。 身体が弱くて遊びに行けなくても、お話しする時間があるだけで楽しいと言ってくれます。 右目は、光に反射すると紅く光って綺麗と言ってくれます。 白銀の髪は、誰も持っていない特別なものだから素敵と言ってくれます。 だから私は、寂しいと思ったことはありませんでした。私はきっと幸せに暮らしていました。 16歳になった年のある日、父は言いました。 今日から新しい家族のところで暮らすんだ。 何故そんなことを私に伝えるのか、母が泣いている理由も聞けないまま、 気がつくけば小さな事務所の一室にあるソファに座っていました。 目の前には、知らない歳上の男の人がひとり。 男の人はゆっくり私に近づくと、何も言わずに力強く抱きしめました。 その時何故か、今までの感情が溢れ出すように大声で泣いてしまいました。 男の人からは、色々なことを教わりました。 行くはずだった学校の勉強のこと。 男の人が探偵という仕事をしていること。 そして、私が家族から捨てられたこと。 そういえば、あのお家はいつも賑やかでした。 父と母は夜になると、毎日のように大きな声で言葉を交わし合い、 姉はそんな2人を止めようとしたのか、毎日のように部屋の隅で泣いていました。 幼い私は、ただひたすら透明になりたいと願いました。 状況を未だ呑み込めていない私に彼は、突然小指を差し出しました。 この国に伝わる誓約の交わし方を教えてあげよう。 これは罪なき者の縛りであり、破れば罪を負う。 君が背負うものは僕からの期待で充分だ。 僕は君を守ることを約束する。 これが、太陽のような笑顔の変わり者との出会いでした。 クリアシナリオ 身裂館殺人事件（HO3ロスト）

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