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・怪盗 ・元バレリーナ ・ダンサー準拠 【通過シナリオ】 ・海も枯れるまでHO1 ・1歳からプロバレエダンサーの両親の元でバレエに触れてきた。10歳から本場のロシアに留学し18歳に卒業。ロシアのバレエ団に所属し、活躍していた。 ・しかし彼女が20歳のとき、突如引退を発表した。（ニュースなどに取り上げられたため、バレエが好きな人は知っているかもしれない）その理由は公表されなかったが、彼女に憧れを抱いていたバレリーナ達はショックを受けた。 ・バレリーナを辞め、新聞やニュースには夢を奪ったバレリーナと言われ、彼女自身は自分は怪盗だと名乗っている。 【海も枯れるまでHO1 ネタバレあり】 「あなたはとても美しい自殺志願者である。」 （APP18 の美しい容姿/都内在住/20歳以上） ・自殺したいと思うほど、この世にとても絶望を感じ、追い詰められている。必ずそういった設定を付けるようにしてください。 死に場所や死に方を日々模索しており、その為手首や首元、身体のあちらこちらに自傷行為の痕がある。 ・セッション開始は日常後、見知らぬ砂浜で目を覚まします。 【真海千尋　設定】 ・真海千尋は幼い頃からバレエダンサーである両親の指導を受けていた。毎日の練習は決して楽なものではなかったが、千尋はバレエを心から楽しんでいた。 ・千尋には一番の友達の「佐藤有栖」がいた。有栖とは同じバレエスクールに通いロシア留学も共にした。友達であり良きライバルだった。 ・有栖は千尋に嫉妬していた。 千尋は一つ歳上の有栖を尊敬し慕っていた。しかし有栖はバレエが大嫌いだった。劇団所属のバレリーナの母の教育は有栖を苦しめた。 有栖のバレリーナとしての天性のセンスと技術は素晴らしく周りから一目置かれていた。 千尋はそんな彼女をすごい、と言い憧れていた。有栖も悪い気がしなかったし、いつしか千尋にもっと見てもらいたくて踊っていた。初めてバレエを自分からするようになった。 有栖は千尋に嫉妬した。 有栖がどれだけ完璧な踊りをしても、千尋は楽しそうに踊りみなの目はそちらに向く。 年が上がるにつれて上達していく千尋に、有栖は苛立ちを感じ始めた。そしてついに。 同じ劇団に所属した千尋にプリマの座を奪われ、有栖はバレエを辞めた。 急にバレエを辞めた有栖に千尋は何があったのかと心配するが、有栖は何も知らない千尋に追い込まれていく。そして有栖は舞台から落ちた。 ・有栖の遺書「（中略）千尋へ　千尋のお陰でバレエの楽しさを初めて知った。千尋は私の光だった。舞台に立つ資格のない私に、ずっと笑顔で話しかけてくれた。ありがとう。 そして、あなたを一生恨みます。もっと楽しくバレエをしたかった。輝くあなたの隣にいる私はどんどん霞んでいって、影になっていった。私には耐えられない。私はあなたに一生勝てない。さようなら」 ・千尋は遺書と形見のトーシューズと自傷道具を持っている。 ・千尋の自殺後もう千尋の足は舞台に立つことはなかった。 今もなお、罪の意識に囚われている。 エンド5…？ 母親に従うHO2と帰って死にたいHO1がいるため意見が分かれたのでKPにオリジナルでシナリオを進めていただきました。 【以下　手紙】 ヒサメさんへ あなたが私のことを知りたいと言うから手紙を書くわ。うまく伝えれるかわからないけれど。 私は幼いころからバレエをしていたわ。バレエはわかるかしら。舞台のうえで踊るの。バレエは楽しくて、ずっと続けていたわ。だけどやめたの。アリスが死んでしまったから。 アリスはとてもバレエが上手だった。とてもきれいで愛らしくて、みんなも尊敬していた。アリスは私と仲がよかったしバレエを教えてくれた。 アリスは主役としていつも踊っていて世界で活躍していた。だけどアリスのその座を私は奪ったの。アリスはそれに怒っていたのだと思う。嫉妬していたと思う。 アリスがバレエをやめたとき、無知な私はなぜバレエをやめたのか、一緒に踊ろうよって声をかけてしまったの。そしたら彼女は、 「私には才能がない。チヒロみたいな才能が」 とても上手だったアリスがなぜそんなことを言うのか分からなかった。だけどもしかしたら主役じゃなくなったのがショックだったのかなと思った。 「私、アリスとまだ踊りたい！私はあなたを助けたいの！」そうやって言ったら彼女は泣きだしてしまった。 「踊ることをやめたのも、ぜんぶチヒロのせいなんだよ」 次の日彼女は死んだわ。ビルから飛び降りて。 世間…まわりは彼女の突然の死に驚いたし悲しんだし、真実を知りたいと私に押しかけてきたりしたわ。 地獄だった。といったら彼女のほうがつらかったのかもしれないけれど。彼女を殺したのは私だと言いう事実が私にどれだけの影響を与えたか。 彼女の遺書もそうだった。私という存在がどれだけアリスの中で辛かったのかということが書かれていた。アリスの家からはカッターや血だらけの包帯も引き出しの奥に押し込まれているのが見つかった。彼女を殺したのは私。 私はもう普通に生きてはいけない、そう思った。 死にたいって何度も言うけれど、それは逃げたいからなの。この辛い現実と真実から。じゃあ島にいればいいってあなたはいうかもしれないわね。物理的な距離じゃないの。私の中に彼女はずっといるの。だから死んで、救われたい。 私は怪盗。彼女の人生を奪った、悪い怪盗。 あなたのココロも奪いたくないの。だから。 私を死なせて。 シンカイより

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