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寒鳥冬一郎(かんどりとういちろう) 応用昆虫学者　36歳 168㎝ タレ目とボサボサ頭、あごの無精髭、ビビットカラーのアウトドアハットが特徴的。 一人称：僕　　二人称：君、〇〇くん 幼い頃から虫が大好きで、いつも折り畳み式の虫取り網をもって大学の畑や林や野山を散策している。 特に夏は忙しそうである。 観るのも解剖するのも食べるのも好き。 人間を含む動物と虫の価値は等しく同じであると信仰している。 幼い頃は虫ばかりを観察する姿から気味悪がられたり嫌な扱いを受けたこともあったが、成長するにつれ同志に出会い研究が認められて今に至る。 裕福な家の末弟ということもあり、好きに研究してこられた。 捕まえた虫を絵に描いて自作の図鑑を作ったりしていたので絵心がある。 朗らかで柔和な口調。 知的好奇心が強い。何か気になると解明したくてたまらなくなる。その時は食事も忘れがち。 虫が煙を嫌うのでタバコは吸わないが山に入る時万が一の毒虫避けとしてカバンなどに入れている。 小腹がすいたときは畑の野菜をかじっている。1人のときは調理をサボる。 好きな有名人は香川照之 好きなおでんの具は大根。 「ルリボシカミキリは最近ゲームで有名になったんだよね？あの美しさは 「大多数のヒトは蛆に対して強い嫌悪感を抱きがちだけど、それは生ゴミや動物の死骸や糞便に発生するからだね。侮蔑用語にも使われているけど、実際は動植物の遺体分解者として 清潔な環境下で繁殖させたハエの幼虫を、外傷患部の壊死した組織に食べさせて傷口を清潔にする治療法もあるんだよ。」 「生徒が面白い論文を書いてくれてね、若き角帽の考察を読めるというのは大学教授の大きな利点の一つだね。」 ────────以下秘匿────────── ミ＝ゴの研究に対する考えと技術を否定することはできず、死後 自分の脳が有効活用されるならと脳の提供には同意している。 しかし発作のような暴力的衝動がおこるたび、ミ＝ゴの手術を受けたせいだと後悔している。 研究人生が終わってしまう恐怖、自分の中に眠っているかもしれない憎悪、自分を制御できずに気づけば血塗れの死体のそばにいる日々にひどくストレスを感じている。 死体は服や装飾品を全てはずし、深夜の山に埋めにいっている。 このまま土に還り腐葉土に埋もれ、山の一部になっていってほしい。山に申し訳ない。バレないでほしい。誰かぼくを止めて欲しい。ぼくはただ虫のことを考えられるだけで幸せなのに。人間の体の中って鮮やかな色をしているなぁ。あの地球外生命体たちならどんな研究をするのだろう… 冬一郎はしばしば死体を埋めた場所におとずれ集まっている虫を観察している。

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