タグ： 刹夏

彼は、夏が嫌いだ。 彼は、冬も嫌いだ。 彼は、春と秋が好きだ。 彼は、夏の茹だるような暑さが嫌いだ。 彼は、冬の凍えるような寒さが嫌いだ。 彼は、春の陽気や桜を見るのが好きだ。 彼は、秋の木枯らしや紅葉を見るのが好きだ。 彼は、1人で過ごすことが好きだ。 彼は、誰かと過ごすことも好きだ。 彼は、大人数で過ごすことは苦手だ。 しかしこの夏は、この夏だけはなぜか違う気がした。 彼は、燈火が── 学校ではカーストの真ん中辺りに位置しており、目立たないもののクラスメイトとは良好な関係を築いている。 しかし彼には他の人に言えない秘密があった。 そう、二重人格である。 生まれつきそばにいて、いついかなる時も一緒に居た。 幼児の頃は1人遊びをしていると思われていたが、小学校に上がる際に精神科医を受診した事で、両親が彼女の存在を認知した。 快く思っているわけではないが、彼には彼の人生があると考え、｢二重人格者としての生き方｣について定期的に精神科を受診することで身につけさせた。 彼にしか見えない存在。しかしそこに確かに存在する者。 彼は、彼を支えるその存在に安心感を見出しており、｢自らを理解し得るのはこの人しか居ない｣とも考えている。 クラスではどこか疎外感を感じているが、そんな中でも上手く立ち回れているのはまさしく燈火のお陰であった。 ------------------------------技能------------------------------ ･回避、こぶし→不運に巻き込まれる事が多いため、処世術として取得 ･応急手当、医学→怪我をした時に自分で手当をしている(それに伴い、医学書を少しだけかじっている) ･三種の神器(聞き耳、図書館、目星)→周りの声や仕草に敏感で、普段は図書室で過ごすため ･心理学、精神分析→多重人格である為、他人の心の機微を伺うことができる(精神科医と関わる機会が多かったため、心の不調も多少は対応出来る) ･水泳→嫌いなりにちょっとだけ練習していたりする ･信用→人を言い負かすのは苦手なので、行動で示して相手を信用させるタイプ ･人類学、歴史→法律的に多重人格がどのように扱われるのか、人はなぜ多重人格となりうるのかといった議題に興味がある 別人格については以下参照 https://charasheet.vampire-blood.net/3594570 ----------以下ネタバレ---------- 通過シナリオ：刹夏[END A] 後遺症 変革者 世界を一度変革させた証。 それだけ、あなたは神話生物を手繰り寄せる可能性がある。 探索者はこれ以降、何かの退散の呪文を唱えるときの成功率が5%減少する。

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