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○冷泉桃弥(れいぜい・とうや)/『一門托生』HO1:長男 職業ベース『芸術家(ダンサー)』 ・艶やかな濡れ羽根の黒髪を男性にしては些か長めに伸ばし、光のように鮮やかに煌々とした金の眼をした青年。 ・古き時代から続く日本舞踊の家系、「冷泉家」の長男にして、次期家督継承者。 ・気質、容貌共に、どちらかと言えば母親似。 ・ふわふわほわほわと、まるで陽だまりのように笑い、いつもにこやかに家族や兄弟たちを見守っている。 兄弟たちが健やかであり、家族が幸せであることを、とても幸福に感じる上に常に願っている。 ・些か抜けているところもあり、弟からは時折怒られてしまう。 ・また、その実、あまり自分に自身がある訳でもなく、同時に、自分というものを持ってもいないのではないか、と以前から思いつつある。 「冷泉」の長男として、その立場を受け継ぐ、家系を繋げていく。幼少期から根底にあったのは、その意識だったから。 ・家を継ぐことに、幼少期から疑問は持っていない。長男であるために当然であり、同時に、己が継ぐことにより、他の三人が家督の責から逃れ、自由に生きることが出来るために、それでいいと思っている。 ・同時に、心の内では、些か、その荷が重いとも、向かないとも、思っている。時に謙遜するように口にも出しているが、半ば本音。 ・けれども、父の言葉は、願いは。母の思いは、笑顔は。家族たちの想いも、続く血脈も、大切に思うから。 ・彼らのためになれば、と、おもう。 ・自身が至らないことはよくよく分かっているために、兄弟たちや家族には、頼れる部分は遠慮無く頼っている。信頼しているし、信じている。少しだけ、心配しているところもあるけれど。 ・俺の弟たちは、みんな強いよ。 ・日本舞踊、また日本刀を用いた剣舞において、天才的な才能を持つ。黒髪を靡かせ舞う様は、それこそ夜を駆けるようでもあり、同時に夜を裂くようでもある。 普段はほわほわしているが、舞踊に関することになると、妥協が消え、目の色が変わるタイプ。 ・天才ではあるが、努力型。日々の鍛錬を惜しまない。 ・誰しもが追いつけぬほどに身軽という訳でもなく、誰しもを倒せるほどに頑強という訳でもなく。体力もまた、人並み程度。 けれども、古くより続く「冷泉」の長男として、生まれてきたものとして。彼方より、神へと捧ぐ日本舞踊を舞い続けてきた身として、ただひたすらに努力を重ね。 そこに、元よりうちに秘めていた才能が寄り添った、日本舞踊の天才。 ・踊っているときだけが、ただ、そのことだけを考えて、身体を動かすことが出来るから。不思議と、心と身体が何処までだって軽やかになる。気が、楽になる。 己が己で、いられるような気がする。 当主になって、そんな息抜きの時間が減ってしまったら、少しだけ寂しいな、と思う。 ・各々生きている家族たちが、兄弟たちが、ほほえましくて、大切で。 すこしだけ、まぶしい。 桃＝百。一と通ず。 とう＝統、燈、当、柊、透、蛇邪とも。 冬の夜、或いは夜を統べるとも。 【特徴表】 38：信頼のおける人 37：俊敏 【フレーバー】47 三椏（みつまた） 「強靱」「肉親の絆」 貴方は強い心を持っている。決して折れず、しなやかに受け流す心を。家族を守る貴方はとても美しい。 ○【通過シナリオ】 ・「一門托生」：SAN値+2,説得+3,精神分析+4 ▽後遺症【古き痕】 古き印の痣は、薄まったものの消えることはない。 探索者はグレート・オールド・ワンを見た場合の SANc の値にマイナス 1D3 を行うことができる。 また、グレート・オールド・ワンに出会うたび、シナリオ終了後に追加で 1D6 の SAN 回復が発生する。

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