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佐々山 覚心(33) 本職・山伏。からすの3歳年上の兄。眉目秀麗な顔立ち、威勢の良い体躯、立派な白装束の出で立ちをした堂々たる修験の者。 しかし、中身はトンチキな優柔不断お兄さんだ。基本的に自分の保身しか考えない。 狂気山脈にいたく興味を持った佐々山の里長から命じられ、狂気山脈の謎の解明に送り出されることになった。無事に解明して戻れば跡取りの座は確実になるものの、正直あんまり気乗りしない。 〈佐々山〉 佐々山家は、古くは密山と書き、古代より続く山の民、野伏の組織だった。密山伏は崇める神仏を持たず、素朴な生霊崇拝がベースになっていた。そのため、佐々山も仏教由来の護摩祈祷を行わない。その代わり、あらゆる環境の山峰を駆け巡る能力が求められ、修行は凄絶を極める。 佐々山一族は神仏習合を一時的に受け入れることで生き残った一派で、他の密山の民は近代化の波に逆らえず山から姿を消した。現在、日本国内で密山伏として隠れ住める山は全て失われており、再び山の民として生きるための霊山を見出すことは一族の悲願である。 血族の繋がりで組織を維持しており、麓の神社と周辺の村を拠点とし一族郎党ひっそりと暮らしている。情報組織としての密山も途絶えておらず、裏で諜報稼業をすることでなんとか糊口をしのいでいる。 〈妹-佐々山からす〉 覚心とからすは幼い頃、佐々山一族に期待された山伏であり、兄妹仲も良かった。しかし、ある時妹が自分より才能があることに気づいてしまう。跡取り試練に妹の名が上がった時、覚心は汚い手を使って妹を追い落としたため、妹は一族追放され、兄妹仲は完全にダメになってしまった。 現在の覚心はカリスマ山伏のように振舞っているが、実際の自分に才能が全くないことを承知している。 過去の事件がだいぶトラウマになっており、女性と上手く話せない。 佐々山からす https://charasheet.vampire-blood.net/3509616 【狂気山脈通過後】 　佐々山の霊山を見出すために頑張って狂気山脈探索に挑み、くまなく探索しようとする。覚心にとっては、狂気山脈ミッションは妹への懺悔のつもりで挑んでいた。が、最後になって保身の心が勝ち、パラシュート脱出する。重傷を負った時、妹の怒った顔が浮かんだのだとか。 　一応任務達成扱いとなり里長になる資格を手に入れたものの、山伏の道を自ら諦めて遁走する。失踪中の5年間は、実家からの追手から逃げ続けていた。 　結局は佐々山の兄妹は二人とも山伏になれなかった。 　一般人の暮らしを手に入れたあとは、現代文明にとまどいながら楽しく暮らしている。妹は、一回だけ見舞いに来た。 【カオガイインジャー】 オーストラリアから日本に帰ることなく、世界を転々と渡り歩いていた覚心。しかし、ヨーロッパ滞在中に執拗なモデルスカウトに会い、スカウトから逃げるために日本に逃げ戻る。 実家の目から逃げるためにも、スカウトから逃げるためにも、目立つことは絶対厳禁なのだが…？？ 国家組織・顔面偏差値研究会に居候させてもらい、活動中は匿ってもらっていた。 カオガイインジャー活動中に不定の狂気にかかってしまい、半年間の間、精神的に不安定になる。狂気の内容は異常性欲。実の妹に興奮するようになり、ついでにシスコンショタコンが入った変態お兄さんになってしまった。からすと仲が良かった幼き日のことを思い出しているのかもしれない……。ついでに一時的発狂（雪を食べる）を引いたので、できるだけ雪が降る地域に潜伏しようとする。 流星の「過去を変えたい」という想いには心の底から共感している。 新聞にカオガイインジャーの報道が大きく載ってしまったことにより、スカウトに捕まり国外逃走した。結局捕まってモデルになってやったとか……。 〈山神楽〉 山に奉納するシンプルな舞。密山の時代から伝わる舞で、岩御座の上で行う。 からすは得意だったが、覚心はさほど上手くない。 狂気山脈後、佐々山から足抜けしたため封印された。本人から踊ることはもうない。

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