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職業ベース:古物研究家(基本ルールブック) 個人的な技能1つ:回避 進学校である「私立天籟(てんらい)中学校」に勤めている。 大人しく控えめな性格の国語教師。 とても意思が弱く、人に逆らうのが苦手。すぐに他人に言いくるめられてしまいがち。目下の者や身内に対しても丁寧語で、一歩引いた感じで話してしまう。 →最近、心境の変化か少し吹っ切れて、気が強くなった。 教師のくせに大きい声を出すのが得意でない。淡々とボソボソ話すタイプのため、 子供達にとって面白い授業が出来るわけではなく真面目に聞く生徒はあまりいないが、 ごく稀に国語に興味を持ってくれた生徒には自分の時間を使ってでも、古典や日本語の楽しみ方をしっかりと教えるまめまめしい一面もある。 →最近は、生徒たちとも打ち解けられるようになり、自然に笑えるようにもなってきた。 古典や近現代文学が好きで、家には古書が山積みになっている。 実家は華道を生業としているが、いわゆる分家の子供であることや、中学時代に実家から離れた場所に両親と引越したことにより、特に跡を継ぐという話も無く教職に就いた。(その関係で中学までの時期のみ少し生け花を嗜んでいた) 墨の匂いや薄味の食べ物を好む。 騒がしい場所や若者の大きな笑い声が嫌い。 自傷癖を持つ。 長らく無表情だったが、ようやく笑い、怒れるようになった。 シナリオ「ソープスクール」エンドB 以下、「ソープスクール」「影法師の街」関連ネタバレ 後遺症: イゴーロナクに関わるシナリオに参加した場合、そのセッション内では問題ありませんが、クリア後に触発され悪徳の一面が開花します。 どういった内容か、その後の扱いについては KP･PL に委ねます。 （例：HO3 の場合、美影の身体を用意するため、生贄を用意し恐ろしい儀式を行おうとする…など） 開花により、イゴーロナクの召喚や、大規模な犯罪に手を染める可能性がある。 →「影法師の街」ラスト願い事により、関係者全員の後遺症がなしに クトゥルフ神話技能＋3% 事件後、いじめっこ側の生徒たちとも、教師として一人ひとり向き合っていこうと考え始める。 「玄奥中学校」での同級生、 「田辺歩」＝「大村翼」のことは、許しはしないが、自分への執着(永続的狂気＝フェティッシュ)を生涯持ち続け、かつ駒としての自分の過去に正面から向き合おうとする彼から、今度こそ逃げず、ずっと側で支えていこうと思っている。 偽名ではなく、本名の「翼くん」と呼んでいる →上記の願い事により、後遺症:フェティッシュが解除される 廃墟で出会ったカエル「雨」は黒幕により射殺されてしまったが、その後かつて通っていた中学の庭で、よく似たカエルと出会い連れ帰る。泡沫は、これを雨の生まれ変わりと信じ、同じ名前をつけて可愛がっている。 子供の頃は、大人しめではあるものの、ここまで内向的で人を避けるような性格ではなかった。 中学に上がってすぐに、些細な事をきっかけに(何となくうざかったから、発言がムカついたからなどという他愛もない理由) 一部のグループにいじめられ、やがてはエスカレートして酷い暴力を振るわれるようになった。 同じクラスの生徒はそれを見て楽しむ者や傍観・無視を決め込む者ばかりで、担任もまた見て見ぬふりをしていた。 毎日「病原菌」と呼ばれ、暴行を受け、服を脱がされたり万引きを強要される、ネットにまで自分や家族に関するある事ない事を書き込まれる等、中学にはろくな思い出がない。 幼少期から両目の下にひとつずつ小さなほくろがあり、これに関しても「キモい」「病気の印だ」「ゴミ付けてるの？」等とからかわれ続けたため、鏡を見るのが嫌い。自分の外見も内面も全て大嫌いで、自己肯定感がいつまでも満たされない。 笑っても泣いても、どんな表情をしようとからかわれ殴られるため、この頃から感情が表情に出なくなった。 暴行による傷や痣が目立たない服の中につけられたものであったことや、「チクッたら殺す」「お前の家もめちゃくちゃにしてやる」等と執拗に脅されたことから、誰にも相談出来ず、どうして良いか分からなくなった挙句、「もう逃げ場はない。死ぬしかない」と考え、自殺を実行する。 家の者に見つかり一命は取り留めたものの、それが切っ掛けでいじめのことが露見してしまい、大きな騒ぎになった挙句、両親の計らいで生家からだいぶ離れた場所、親戚の住む遠くの街へと引っ越すことになった。 いじめられた経験から、「またいじめられないか」「加害者が追ってこないか」等と考え、自尊心も低くなり自ら他人を避ける癖がついてしまったためにろくに友人もいない。 唯一、自分の両親と、歳が近く人懐こい親戚の子供だけが、彼が日常でまともに会話できる相手だった。 学校という場所には良い思い出はないが、自分の好きな文学や日本語の美しさという分野を少しでも広めたいと、国語教師という職に就く。 過去の経験から、自分と同じような目に遭っていたと思しき生徒の力に少しでもなりたいと考え、声をかけるなどしていたが、同時に過去のトラウマからそれ以上深く他人に踏み込む勇気もなかった。 生徒の自殺を知り、「結局、自分も傍観していただけのあの時の教師と何も変わらない」と、内心強い自己嫌悪と後悔に襲われている。 「回避」など、少し戦闘技能がある理由は、数えきれないほど殴られたり叩かれているうちに、相手の動きをよく見ることを学んだため。(しかし避けると余計にキレられ、倍ボコボコにされるので当時役には立たなかった) その他 いじめに関しての考え(本HO1並びにPLの考え) 少なくとも、いじめられる、いじめられたという経験はその後の人生に相当な影響を及ぼすものと考えられます。 「もしもあの時いじめに遭わなければ」 どれほど後になっても、そう考えて悔しくなることは止められないし、年月が経って怒りや悲しみが薄れるどころか、下らない理由で危害を加えてきた当時の加害者に対する恨みは募るばかりです。たとえ、いくら加害者達にとっては遊びのノリや些細なことであっても、こちらは死ぬ思いをして過ごしていたのです。少なくとも、そうした経験さえ無ければ他人と接するのに過剰に臆病になったり、学生時代のことを思い出す度に頭が痛くなったりせずには済んだのではないでしょうか。 いくら他人から「いつまでも嫌な思い出を思い返すなんて下らない」「自分が幸せになることが一番の復讐だ」などと正論まがいのことを言われようが、人間の脳の構造上、嫌なことはなかなか忘れられないものです。 嫌なことは、こちらが忘れようとしても、夢に出てきたり、関連する単語を聞く度に、映像を見るたびに胸が苦しくなったりして何度も勝手に蘇るのです。 そうして思い出す度に、のうのうと暮らしているであろう加害者に対する怒りは強まるばかりです。 法律があろうと何であろうと、再び目の前に加害者が現れ、もしどんな形でも復讐のチャンスがあったならば、相手が覚えていなかろうと、実行は抑えられる自信はありません。 「いじめ」「弱い、劣っている(とレッテルの貼られた)対象を見下し、虐げる」等の事象は、野生動物としての本能であり、それ自体を止めることは残念ながら不可能でしょう。 猿が弱い猿や病気の猿をいじめたり群れから追い出す現象。 また、猫やイルカは食べるためでなく遊びで他の生き物をいたぶり、殺すことをすると聞きます。 自分と異なるものを排斥し、奇妙に感じ、あるいは遊びで攻撃するといった心は同じく動物にすぎない人間にも刻まれている本能なのでしょう。 原始的本能故に、理性では抑えられない者がどうしても出てくる。 だからこそ、国は「いじめ」をきちんと早期に発見し、いじめ加害者を、未成年であろうと厳重に罰するよう法を制定あるいは改正する必要があると思います。 また、いじめ被害者が今よりも他人に相談しやすい、加害者から安全に逃げ込みやすい場所など、あるいは登校せず家にいながらでも卒業できるようなシステムを、加害者よりも強い立場、守れる立場にある国や自治体、学校側が整備してやる必要もあります。 未成年は一人で引っ越しすら出来ず、「学校が人生の全て」と思い込んでもしまいがちです。逃げられる場所がないのです。 被害者には安心して逃れる術と、その後の人生に悪影響を及ぼさないようなケアを。 加害者には、他の子供達に対するいじめの抑止力になり得るような然るべき刑罰が必要です。 そうした仕組みを作っていかなければ、いじめとそれに苦しめられる人々はいつまでも絶えないと感じます。

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