タグ： 佐竹班 ⚠️ネタバレ注意

--------------以下ネタバレ注意-------------- 5歳の時に母親と銀行に行った際、強盗事件に巻き込まれ、人質となってしまう。その際に犯人を必死に説得し、誰一人も犠牲とならずにその事件を解決した刑事に憧れて、目指すこととなる。 身長に恵まれず、筋肉もつきにくいからだで生まれた自分を嫌っていた時期もあったが、地道な努力を重ね、警察となることができた。新米の時は身長も低く、あまり自発的に動くことが出来なかったことから周りからは全く期待されず、すぐに辞めるとも思われていた。すぐには習得できないことも必死に努力を続け、経験を重ねた結果、周りから認められることとなる。30歳の時、部下として相模原涼と郡山梓が入ってくる。考えるより先に動くタイプの相模原と考えてからでないと中々動けない梓、全く異なるタイプの2人を従えることとなる。最初は険悪だった2人も、いろんな事件を経験していくことで仲が良くなり、真っ直ぐに尊敬の感情を向けてくれる2人を可愛がった。それから数年後、上司から零課のことを提案され、その当時チーフであった的場元の下で働くこととなる。 その時には相模原涼とは交際をしていた。長い年月、交際を重ねていくが、勇気が出ずに中々告白できずにいるのを見兼ねた相模原が告白してくる。これでは男として情けない！となり、その後すぐに改めて告白し、結婚を決めることとなる しかし…その数ヶ月後、彼女はこの世を去ることとなる。目の前で死ぬ…彼女を見て、ショックのせいからか記憶を無くす。 しかし、零課のメンバーと庭師について調査していくうちに記憶を取り戻し、これは記憶喪失なのではなく、誰かが自分たちの記憶を消去したのだと気がつく。 信頼していた上司、的場元により、大切な愛する人を無くしたこと…全てを思い出した時、胸が張り裂けそうな程の深い悲しみが襲い、絶望する。 けれど、植物となってしまった…人間ではなくなってしまった愛する彼女を見て、何故か分からないが、撃って欲しい…殺してほしいとお願いされているように感じられた。 震える手を必死に抑え、銃口を彼女に向ける。 涙が止まらない。 『泣いてんの？そんなの俊さんらしくないじゃん！ …もう前を向いて…あなたのことを愛してよかった』 最後にそう聞こえた気がした。 もう動かない彼女に、忘れ物である指輪をはめる。 うまく笑えているだろうか？ちゃんと言葉にできているだろうか？彼女に…愛していると…今度はちゃんと自分から伝えられているだろうか…。 辛い別れもあれば、新しい出会いもある。 零課に入ってきた新しいメンバーは、佐藤拓海と一条恵にはよく懐いているようだが、俺や梓にはそうではないようだ。特に俺に対しては…… 何で言い返さないのよ！だから他の課の人にも馬鹿にされるのよ！…と、また梓に怒られる。 人にはいろんな感情がある。だから好き嫌いもあるのだろう。俺は佐藤、一条、郡山というあの辛い事件を、共に乗り越えた信頼できる仲間がいる。 そんな仲間として、早く馴染んでくれればいいと願う佐竹は今日も新人から馬鹿にされる。 佐藤のことはとても頼りにしている。すぐに気がつき、動いてくれる行動力が彼のいいところだと思っている。彼からの手紙には涙なしでは読めなかった。最近歳をとって、涙脆くなってしまった。 一条は、とても才能に恵まれている。しかし、慢心せずに努力を続ける彼女をみて、昔の自分に重なることがあるため、適度に休むことを指示することがある。 郡山は、もう結構長く一緒に働いている。プラス思考でいつも明るいように見えるが、実は生真面目で割とマイナス思考なことをよく知っているので、よく一緒に飲みにいく。

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