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『ソープスクール』 ◆「HO③先生は優しく話してくれる」 →保健室の先生、白衣を常に着用しているタイプ。 両親が幼い頃に離婚。 中学生の時に自身を引き取った父親が死亡する。 元母親とは連絡が取れず、父方の親戚を転々とし誰の愛情も受けず、誰にも心を委ねることができず孤独の人生を歩む。 そのため愛情を欲してはいるが、人に心を許すことが難しく、他人と心からの関係性を築くのが難しい。 幼少の頃、どうしようもない怒りや虚しさ、自分は誰からも愛されることなどないという絶望からのストレスで小動物を蹴り殺していた時期がある。 いつからかそれも虚しさしか生まないためにやめたが、なんであんなことをしてしまったのかという疑問から心理学や精神医学に興味を持つ。 もともと頭は良かったし勉強も好きだった（というかそれしかやることがなかった）ので大学は奨学金を貰って通うことができた。 元々給与が良い医師を目指そうと思っていたが、生い立ちの経緯からより幼く未熟な年齢の人間ならば自身の警戒も薄くなり心を開けるのではないか、と言う邪な気持ちと、純粋に先生として自分のような境遇の子供を助けたい愛情を持って接せるのではないかという期待から養護教諭の道へ進む。 美影杏（みかげあんず）はそんな期待を満たしてくれる存在であった。彼女も透と同じで両親の仲が悪く家庭では居場所が無く、また、クラスでも、部活動でも居心地が悪く、この保健室だけが心が安らぐ場所と言ってなんでも透に話した。 だから彼女が保健室に通い始めて数ヶ月経った頃に言った、 「私、先生と家族になりたい。こんなにわたしのことを分かってくれる先生と家族になれたら、きっと朝起きた時から夜寝るまでずっと幸せな気分でいられるのにな。」 という言葉に流されるように関係を持ってしまったのもきっと必然だったのでは無いだろうか。 彼女はいつも事あるごとに 「早く先生のお嫁さんになりたいな。」 と言って笑っていた。 あんまりにも何度も何度も言うものだから、中学生が持っていてもおかしくない程度の安物の指輪を買ってやってプロポーズの真似事をしたりもした。 杏は透の前でだけはいつも笑顔だった。 辛いことや悲しいことを話す時ですら先生が心配してくれて愛してくれるからわたしは幸せだと笑っていた。 －そんな彼女が、自殺した。 はじめはひどい裏切りだと思った。 彼女は自分と家族になると誓ったはずだった。 あの真似事のプロポーズの時にしっかりと頷いたはずで、あんなに幸せそうに笑っていたのにそれも全部嘘だったのだ。 怒りの前に虚しさと悲しみが広がり、あぁ、人のことを信じることは間違いでやっぱり自分は誰にも愛されず永遠なんて嘘なのだと透は理解した。 ----------------------------------------------------------------------------- 幼少期の親からの愛情不足と親戚の家での良いとは言えない待遇で臆病で人のことが信じられない。自分を守るために自分の感情すら騙して心の平穏を保とうとしてしまう。自分が世界一可哀想だと思い込んでだからこれくらい許されるはずだと自分を納得させてしまうタイプ。 人のせいにしがち、自分は悪くない。 杏にはかなり依存していたが、自殺してしまったショックから自分を守るために心から切り離した。 きちんと向き合うと自分を置いていってしまった裏切りに対する激しい怒りと、依存していた人間がいきなりいなくなってしまったパニック、彼女が自殺してしまった原因に対する恨み、また、小さい灯火のように燻っていた初恋のような恋心を失ってしまった悲しみが彼を襲うだろう。 肉体関係はガッツリ最後までやってます。 なんなら身体できてたら子供産んでほしいレベル。（そのほうがより家族っぽいから） 頭がいいのに情緒がぶっ壊れているし、可哀想だから許される理論で倫理観もおかしいので割と馬鹿な時がある。 誕生日:1月17日 永久狂気:美影杏の幻覚

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