タグ： 佐竹班 ⚠️ネタバレ注意

【ネタバレ注意】 お嬢さま学校に通う資産家である北園家の次女。宝石商を営む母と精神科医の父と姉を持つ。反省はしても後悔はしないがモットー 外部入学組であり内部生よりも厳しい目で見られる事が多いため立ち振る舞いには非常に気を遣っておりボロが出ることのないよう普段から誰相手にもお嬢様らしい態度は崩さない。 恋バナが大好きで学校内外に恋バナ友がたくさんいる。 幼い頃からフルートが好きで毎日演奏しているがその腕前は奏者としては平凡。ある時開かれたコンサートで自分とそう変わらない年頃の美しい少女「碧」が奏でるこの世のものとは思えない素晴らしい音色に奏者としてのプライドを見事に打ち砕かれる。 この先どれだけ自分が努力を重ねようとあの域には指先すら届かないだろう…そう思えるほどその碧と自分の間には実力的に大きな隔たりがあった。 それなら落ち込みはしたがそれ以上にもっと間近で演奏を聞いてみたい、あれだけの演奏をする彼女はどんな人物なのだろうか、どうしたらあんな音色が出せるのか…、といった気持ちの方が強くこのままではなにも手がつかないと両親へ進学先を碧の通っている名門校へしてくれるよう頼み込む。 「別に良いけどあそこは由緒正しい家柄ばかりだからウチみたいな歴史の浅い家だと色々と大変だよ？」 そう忠告されるが彼女の演奏を間近で聞くためならばそんな事で挫けてなどいられない。 問題は多くの新入生の中から碧を見つけられるどうかだったが、凛とした姿にどこか近寄り難い雰囲気を持つ少女は新入生の中でも一際目立っており見つけるのはそう難しいことではなかった。 初めはそっけなかった碧だがめげずに話しかけていくうちに段々と心を開いてくれるようになりいつしかお互い親友と呼べる程に仲が良くなる。 ずっとこんな関係が続いていくと思っていたが碧が恋をした事をきっかけに歪みが生じる。 恋の相談を持ちかけられるたびにモヤモヤとした気持ちが湧き上がるがどうしてこんな気持ちになるのか分からない。 疑問に思いながらも親友の恋を応援していたがある日街で碧が男性と話しているのを目撃する。 自分が見た事もないような表情を向けられる男性に嫉妬をし何故あそこにいるのが自分じゃないのかと胸を締め付けられるような想いに駆られ碧への恋心を自覚すると同時に失恋してしまう。 失恋しても気持ちは消えず碧に邪な感情を抱いている事への罪悪感に耐えられず距離を取るようになるが、その事で碧が傷ついている事にも気付いており一刻も早くこの感情を忘れ今まで通りに振る舞わなければと焦る。いっそ新しい恋をすれば上書きできるかもしれない…そう考え既に南雲という婚約者がいる筈なのに自分へ言い寄ってくる男との恋にのめり込む事になる。 のめり込むあまり婚約者と彼を慕うもう1人の女性に薬を盛っててほしい…そんな怪しい提案ですら受け入れ彼女達の身を危険に晒してしまう。 事件解決後はいくら血迷っていたとはいえなぜこんな愚かな真似をしてしまったのかと深く反省し今後二度と同じような過ちは犯さないと固く心に誓う。 どんな理由があろうとも思考放棄するべきではなかったのだ。 婚約者と浮気をした自分を許してくれた南雲の寛容さと気高さ、彼の企みに勘付きその尻尾を捕まえようしていた西條の聡明さを尊敬している。また何も考えずに彼の言いなりになっていた自分の事を軽蔑せずに友人として扱ってくれる事に非常に感謝しておりこの2人が困った時は全力で手助けをしようと考えている。 色々な事があったが事件を通して南雲と西條という得難い友人が出来た事については本当に喜ばしく思っている。 彼女達からの助言もあり碧に今までの事をすべて打ち明ける事を決意する。 その後は色々あって改めて親友として彼女の幸せを願うようになる。碧の恋人とは非常に良好な関係でどちらが仲が良いかお互いにマウントを取り合う程きやすい仲になる。

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