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警視庁刑事部捜査一課巡査 童顔がコンプレックスの若手刑事 3人兄弟の末っ子。中学生の頃には警察官として活躍していた14歳年上の長兄に憧れて同じ道を目指すようになる。 しかしその長兄が数年前に突然の失踪。兄の友人知人達の証言や部屋に残されていた日記の内容の不可解さ、そして当時何らかの異常犯罪解決に関わっていたらしいとの話から、兄を見つけるため異常犯罪の資料を積極的に集めるようになる。 そのことが兄と関係のあった上司に伝わり、これまでにも何度か異常犯罪チームに入れられたことがある。とは言え警察官としてはまだまだ未熟なため、思うようにチームに貢献できていない自分にもどかしさを感じている。 年の離れた兄達と熟年の両親に可愛がられて育ったためとても真っ直ぐで素直な性格。目上の人は尊敬せよとの教えに従い大抵の人には何かしら尊敬の念を抱いている。「ただし目上とただ年上なだけの偉ぶってるやつは区別しろよ、お前そういう連中に利用されやすそうだから」とは11歳年上の次兄の談。 あまりの素直さに犯罪者の身の上話でも聞いたら同情してしまうのでは、と思われがちだがその辺りはきちんと弁えている……ように見えるが、実際は同情してしまいそうな自分を「長兄ならそうは考えないだろう」と憧れの兄を模倣することで覆い隠しているような感覚なので実際の所かなり危うい。特に女性の涙に弱くうっかり揺らぎそうになるのを精神力と表情筋をフル稼働させて耐えているため、顔や言動がいつもより厳しくなってしまい陰で実は女嫌いだと噂されているのを本人は知らない。 「例えどんな理由があろうと罪を犯したからにはそれ相応の罰を受けることが、被害者だけでなく加害者にとっても唯一の救われる道である」という考えを持っているため犯人逮捕には全力を尽くす。 その背景には、まだ警察官になる前万引きの瞬間を目撃したものの相手が少年だったことから「もうしない」という口約束だけで見逃してしまい、数年後のニュースで射殺された強盗犯の顔写真にその少年の面影を見つけてあの時更生させていれば…と自分の軽率さを呪ったトラウマがある。 好物は次兄の特性カレーと母親のマドレーヌ。 犬好きで休日は大抵近くに住んでいる親戚宅のしば犬みたらし(8歳♀)を愛でに行くか警視庁で異常犯罪の資料を漁っている。新人時代は勿論独身寮にいたが、みたらしに会える機会が極端に減ったことに耐えられず最短期間で即実家に戻った。 ちなみに両親と次兄は自宅の1階でカフェを経営しており、ごく稀に手伝いで店に出ることもあるため常連客達からはレアキャラ扱いされている。 射撃がどうにも上達しなかったためもう銃を使うのは諦めて他の手段を極めたらどうだ、との先輩からの助言もあり、元剣道部の経験を少しでも活かせればと選んだ警杖術に全振りした結果拘束も気絶も殺人(間違ってもやらないが)も自由自在のタクティカルバトンマスターと化した。なお経験を活かすなら剣道(日本刀)だろうと他の先輩に言われたが、常に携帯している警杖の方が実用性が高いと判断した。

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