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「わたしはオーヴァード。UGNのひとり」 「“ここ”から出たら、力を持たない人がたくさんいるって本当？　どうやって………生きていくの？」 「わたしは“ここ”から出たら、………みんなもいないのに、どうやって生きていけばいいの」 わたし／あなた、きみ。少々自信なさげに話しがち。周りの様子を伺って過ごすことが多く、自発性が乏しい。 が、戦闘時は全てを振り切ったように、真っ赤な血の刃で躊躇なく相手を切り裂く。 チルドレン養成施設「コクーン」で育ったUGNチルドレン。 物心つく前にはオーヴァードとして覚醒しており、両親からは早々に恐れられ、見捨てられている。 幸い、先にUGNに保護されたことにより、能力の安全な使い方を教え込まれている。 今は「コクーン」にて、エージェントとして活動するための準備をしている。 上からの指示に従い続けていたこともあり、命令がなければ行動に迷うことが多い。 自発的な行動を取るのが苦手であると自他共に認識しており、本人も改めようと四苦八苦しているところ。 また、過去に少々思うことがあり、指示以外でも動けるようになりたい………とは思っている。思ってはいる。 戦闘能力はあるもののまだ上に立てる人間ではない、と評価されており、来月から地方支部の人員補充として配属される予定になっている。 配属先に不満はないものの、戦闘向きではない友人、日俤が本部に配属されることを聞き、不安を感じている。 日俤とは彼女が「コクーン」にやってきて以来の友人。 何事も遠慮無く話せる、弱音も吐ける、そして信頼できる相手だった。 ここを出てしまえばなかなか会うこともできなくなるのだろう、と、分かっていても少し寂しく思っていた。 戦闘スタイルは《赫き剣》《破壊の血》を使った白兵型。 心臓を抉り、血を流し、胸から赤い剣を引き抜く。

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