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「俺の名前は『こと』。古い都と書いて、ことだ。……何だか珍しいだって？　はは、俺もそう思う」 「いらっしゃい。……何か探してるのかい？　この場所で、見つかると良いのだけれど」 「それは要するに、俺の特別を欲しいと、……そういうこと？」 俺/きみ/～さん(くん） IBGM:「君の音色」TTRF ============================================================= 特徴表・・・ 【芸術的才能】 稽古事を小さい頃に習っていたか、実用ブログなどで人気を博している。 任意の＜芸術＞１つに[INT×]３％を加える。プレイヤーは音楽、著述などの専門分野を指定すること。 【戦士】 周囲の物は全て武器だと考えている。あらゆる近接戦闘武器(肉体を使った技能は除く）の基本成功率は50％である。 特記事項 古物に関する＜言いくるめ＞と＜説得＞に+１０％のボーナス ============================================================= とある古書店街にて生まれ育ち、自身もまた店を営むようになった男(28)。 仕事の関係で常に海外を飛び回っている親の代わりに、古書店を営む祖父母に育てられた少年は、幼い頃から本に囲まれた環境にいた。 それゆえか、読書の時間もさることながら、『本』自体に愛着を持つようになった少年は、 そのままの流れで「文化遺産修復技術者」に関する学問を学ぶ専門学校へと進学、 古書修復に関する技術を修得した後、祖父母の店を継ぐこととなり、今に至る。 とはいえ、古書店の店長となってからは、のんびりとした時間の連続である。 世の中の主流から少しはずれたもの、少し時代遅れのもの、絶版になってしまったもの。 彼が選んで置いている本の数々は、多くの客を呼ぶようなものではけしてない。 だが、多くの人に受け入れられる訳ではない、『ほんの少し』を求める人にとっては良い場所になっているようで、 経営が傾くほどに閑古鳥が鳴いているわけでもないようだ。 ▼以下、職業Ｐ/趣味Ｐの内訳 ◆古物研究家(古書店経営者） ＜図書館＞ 子どものころから本が好きで、家に居る時は蔵書を、学校では図書室に入り浸っているような子どもだった。 それは今も変わらず、『気になったものは読んでみる』を地でいくため、自然と様々な知識に触れている。 ＜目星＞＜ほかの言語（英語）＞＜製作(古書修復）＞ 海外での仕事が多い両親の影響で（彼曰く、芸術系のひと、らしい）、英語にそこまでの苦手意識はない。 そのため、専門学校でのカリキュラムで暫くイタリアに在住していた時期も、あまり苦ではなかったようだ。 学校では紙作品の修復科に所属していたため、細かい作業にも慣れており、『勘に頼る』……自分を信じられる精神力も、そこそこある。 ＜コンピューター＞ が、いかんせん、現代の物には弱い。レジ打ちや蔵書管理のためにPCを学んでは見たが、あまり強くはなく。 連絡用として持っているスマホもほぼほぼ使いこなせていない。店の今を伝えるブログくらいなら続いているが、それも隔週状態だ。 ＜芸術(書道）＞ 本ばかりに時間を割く孫を見兼ねて、祖母が連れて行ったのが書道教室だった。 おかげで手書き文字は綺麗に書けるようになり、後に古書修復スキルの１つとして花開いたが、本の虫は治らなかった。 ＜あらゆる近接戦闘武器(肉体を使った技能は除く）（特徴表より）＞ 本ばかりに時間を割く(中略）、祖父が連れて行ったのが薙刀教室。 おかげで礼儀作法や体力、精神力はついたが、本の虫は(以下略）。 ＜聞き耳＞＜精神分析＞ そんな彼の性格は至って温厚……に見られがちだが、感情の波が薄い。と言ったほうが恐らく正しい。 何事にも強い熱意というものを持ちがたい性分であるらしく、趣味と言えるものがないに等しい。 本を読む時間をこよなく愛するのは、そんな自分の隙間を埋めてくれる知識や情景、物語に惹かれているのだろうが、 「他よりはこの時間が好きだなぁ」くらいの熱量であって、今の職に就いた経緯も『将来の夢』と呼べるほどの思いではなかった。 そんな彼にも、幼い頃から『ずっと』、気になっているものがある。 それは時折見る夢で、懐かしさや物哀しさ、けれどそれ以上に温かな気持ちを感じているような、そんな夢だ。 場所はどこかの縁側で、隣にはいつも、同じ話し相手がいて。見ている時は穏やかな気持ちになるものの、起きれば決まって忘れている。 けれど探しているような気もするのだ。そんな相手を、あの朗らかな声を。今も、いつかも。 ーーーーー 2021/1/29　「心臓がちょっと早く動くだけ」 １ED 　KPC:西宮　周 AF ＜古びた鍵＞ 夢の痕跡。想いの証。無くしてしまいそうな粗末なもの。 一度だけPCがKPCに行う心理学に+50（その後はただの鍵になる）

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