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阿久津 辰魅(あくつ たつみ)
ID:3653062
MD:3a840f2d01674875dbff32d2547bcc08
阿久津 辰魅(あくつ たつみ)
タグ:
佐竹班
⚠️ネタバレ注意
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生まれ・能力値
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その他増加分
一時的増減
現在値
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知識
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SAN
現在SAN値
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(不定領域:
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技能
職業P
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(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
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初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
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<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
--------------以下ネタバレ注意-------------- 金城家を代々支える一族、専属の医者の家に生まれる。父親には多くの伴侶がいるため、兄弟の数は辰魅自身も把握しきれていない。 兄弟の多くは女性であるため、18を過ぎた頃に金城家、又は分家へと嫁いでいく。 決められたレールの上で歩いていく兄弟たちを幼い頃から見ていた辰魅にとって、自分自身の力で未来を決め、歩いていくことは想像したことさえもなかった。5歳の頃から本を与えられたが、その全ては医学関係のもの。絵本など読んだこともなかった。 意味なんか到底理解できるはずもなく、ただただ文章を読んで暗記するだけ。 成長した今はそのおかげで大抵のことは頭に入っているが、その当時はそれが苦痛で仕方がなかった。 高校を卒業するまでは、ある程度の課題は与えられるものの、基本的には自由にさせてくれている。 そのため、その時やりたいことをやり、飽きたらすぐにやめる…といった熱しやすく冷めやすい性格。 また、ルックスもそこそこいいため、女性関係には困っていない。そう言う関係のお友だちもいる。 いずれ、金城家のために働き、生きていくこととなる…、と分かっているため、せめて自由な今くらいは楽に暮らしたいと思っている。 そのため、極度のめんどくさがり。 オカルト部のことは唯一、自分を飾らなくてもいい場所だと思っており、大切に思っている(絶対に口にはしないが) そのため、月代瑠璃と全く同じ写真を部屋に飾っている。 ある日、オカルト部の一員である、月代瑠璃が行方不明になったことから事件は起きた。 佐能武暁が未確認飛行物体の中から、拝借してきたという球体のようなもの。 それはタイムリープできるのだと佐能は言う。 最初はデタラメなことを言っていると思っていたが、自分自身が実体験してきたのだという佐能の必死な様子に半信半疑になりながらも、行方不明となってしまった月代を探すため、タイムリープすることとなる。 月代を助けるため、協力するも一度は失敗に終わり、2度目のタイムリープをする。 そこで、とてつもない悍ましい化け物が召喚される瞬間を目撃してしまう。目と目があった瞬間、一瞬我を失いかけるがただ1人立ち向かう真夜の言葉に何とか正気を保つ。 そして、遠い遠い未来へ化け物を飛ばすことに成功する。 タイムリープできる球体は限界を迎え、2度と使えなくなってしまう。そのため、再び同じ1年を過ごすこととなる。 オカルト部、誰一人欠けることなく、1年多く一緒に過ごすことができる。 それは辰魅にとって、嬉しいことであり、そして苦痛なことでもあった。 時間が止まればいいと何度も思った残酷な世界。 来て欲しくないのに足掻くこともできず、それをただ黙って、刻一刻と迫り来る残酷な世界を待つのもまた苦痛だったのだ。 久しぶりに屋上へと足を踏み入れる。 そろそろだろうと、おもむろに携帯を取り出す。 屋上にいる 今日、連絡がくると分かっているせいか、いつものように過ごすことはできなかった。 フェンスに寄りかかり、空を見上げる。 青い空はどこまでも広がっており、この世はとても広いのだと錯覚する。 現実はこんなにも狭いのに、と余計な希望など抱くなといつか言われた言葉が頭に響き渡る。 屋上の扉が音を立てる。 ふと目線を向けると、そこには笑顔の幼馴染がいた。 「いつもみたいに保健室にいるのかと思ったのに、珍しいね〜。前回 みたいに楽しんでるのかと思った」 「……今日連絡くるって分かってんのに、楽しめるもんも楽しめねぇだろうが」 そう返せば、『そうだよね…』と呟く伊吹。 その目線は辰魅の周りに向かっている。 おそらく、オーラ…というものをいつものように見ているのだろう。 その度に、伊吹は顔を歪める。 ふと思い出すのは、幼い頃に言われた言葉。 『うわぁ!辰魅のオーラは真っ白でとっても綺麗だね!!』 あまりに目を輝かせるものだから、ふと笑ってしまった。 けれど、それは辰魅にとって嬉しい言葉ではなかった。だからこそ、まだ幼い辰魅はつい本音を溢してしまった。 その時の伊吹の表情を忘れることはないだろう。 伊吹自身もまた、自分を偽り、演じ、生きてきた人間だ。その人間がガラガラと崩れて正体を現した。 「タイムリープできたって、時間が進んでたら意味ないのにね」 「………………」 涙を流す伊吹にかける言葉が見つからない。 ふと、昔のことを思い出す。 初めて会った時、彼女は両親の後ろに隠れながらこちらに挨拶をしてきた。 はじめてのおともだちだ。よろしくね 大人の目は欲望に染まっていて、子どもながらに気持ち悪さに吐き気がした。 そんな俺の様子をみた伊吹は俺の前に立つと、先程とは打って変わって、柔かに笑顔を向けてくる。 『宜しくね!』 あぁ、こいつは 俺と一緒 なんだ。 自分を偽って生きることで、"保っている"のだと。 本当はこんなにも臆病で泣き虫なのに、明るく知らないフリをしていくことでしか生きていけない。 「泣くな」 慰め方なんて知らない。 辰魅はゴシゴシと音が出るほどに伊吹の頬を自分の服で擦る。 もしかしたら、演じることは辰魅のためでもあるのかもしれない。 それを本人に聞いたことはない。 なぜなら、聞いたところで無意味だから。 「なんで……逃げてくれないの、辰魅」 次々と溢れ出る涙。 伊吹は顔を歪めながら、必死に訴えかけてくる。 「そう思うんだったら、そんな顔すんな。笑ってろ。そしたら、お望み通り…逃げてやるよ」 ふと、笑ってしまった。 何故こんなに自分のために泣くのだと。 手は震えている。 逃げたい 体は正直だ。 けれど (お前を置いていけるわけないだろ) 蜘蛛の巣に引っかかってしまったのは、辰魅もまた一緒。 唯一の家族なんだ。 これだけは奪われたくない。 誰にも… これは 初めて自分自身で生み出した感情 だから。 そうして、辰魅は卒業を迎えた。 オカルト部のメンバーはみんな涙ぐんでいて、思わず頬が緩んでしまった。 ここぞとばかりに指摘する伊吹と真夜を睨みつける。 いつもは正反対な2人は、こういう時は驚く程に息を合わせてくる。 またな、 そう言った言葉は、メンバーからは何でもない言葉だったかもしれない。 唯一、伊吹だけは隠れて顔を歪めていた。 それから伊吹と再会するのは1年後のこと。 伊吹もまた高校を卒業すると、この金城家へと足を踏み入れる。 彼女が生まれる前から決められていたこと。 金城家現頭領へ嫁ぎ、跡継ぎを産むこと。 1年ぶりの伊吹は全く変わっていなかった。 けれど、きっと自分自身は変わってしまったのだろうと辰魅は思う。 髪は伸び、また少し背も伸びた。 辛いこの1年は地獄だった。 起きて寝るまで勉強づくし。少しの時間があれば、実際にメスを握らされる。 見慣れない光景に、最初の頃は毎日吐いていた。 感情までも失われてしまったかもしれない。 そう思っていたのに、辰魅を見て、驚いている伊吹の顔をみて心が動く。 あぁ、自分はまだ心があった。 頭領と伊吹の初めての夜。 幼馴染の泣き叫ぶような声を聞きながら、何度も衝動を抑える。 力強く握られた拳は震えており、必死に動きを止めようとする。 すると、もう1人の見張りが辰魅をみて鼻で笑う。 「お前まだ 生きてた のかよ。諦めろよ人形ちゃん」 その言葉は、辰魅の感情を引き戻すには十分で、いつしか体の震えは止まっていた。 大きな音を立ててドアが開け放たれる。 頭領が不機嫌そうにズカズカと部屋を出ていくのをみて、見張りの1人は急いでそれについていく。 気がつけば、辺りは明るくなっている。 そっと、部屋へと入ると布団が膨らんでおり、そこは微かに震えている。 ゆっくりと、存在を表すように音を立てて近くによるもすすり泣く声が耳に入る。 その塊を優しく撫でると、少し落ち着いたように震えは治まっていく。 「もう嫌だ……生きるのは辛いよ、辰魅」 先程、戻ってきた感情が大きく揺れる。 このままではダメだと…、初めての抗いが生まれる。 「本当のお前は どれ なんだ?……いいか、伊吹。お前は抗え。絶対に負けるな。お前は…諦めの悪い女だろ」 まだ…笑えた。 驚く伊吹に、優しく微笑み続ける。 目の前の幼馴染の幸せを願う。 これは自分自身の、自分だけの感情。 伊吹が、伊吹らしく生きていく。 それはとても誇らしかった。 頭領の驚く顔、うまくいかずにイラつく顔が日に日に増えていく。 そうして、伊吹が自由になればなるほど、辰魅の体はボロボロになっていく。 幼い頃に言われた父親の言葉を思い出す。 『いいか、お前はあの子にとっての 1番大切 になるのだ。分かったか、辰魅。そうすればお前が傷付けば傷つくほど、あの子は逆らわなくなる 自分のせいで大切な人が傷つくのは…、自分が傷つくよりも苦痛だからな』 口に溜まった血を吐き出す。 今日は鞭打ちだったからまだ動けるな、なんて蹲っていると、バタバタと大きな足音がこちらに迫ってくる。誰が来ているかは、足音でわかる。 「辰魅!……辰魅!!もうやめよう!あたしもうこれ以上は……!!」 黙って首を振る。 顔を上げれば、涙でぐちゃぐちゃの伊吹が辰魅を見つめている。 「バカいえ……絶対に諦めんなよ…。ようやく……」 言葉は続かず、重力に逆らえずその場に倒れ込む。 伊吹はそんな辰魅を支え、布団へ横たわらせる。 「なぁ、伊吹」 ようやく絞り出した声はとても小さく、伊吹は何だと、辰魅の口元に耳を寄せた。 「俺たちは生きてんだ」 「……っ!……うん!!」 またぼろぼろと泣き出す伊吹の頭を、最後の力を振り絞るように撫でた。 その後、伊吹は自分自身の手で道を切り開いた。 頭領の心を開き、自分もまた心を開く。 いつしか想い合う2人を見て、少し羨ましいと感じていた。 頭領からは、伊吹と相変わらず距離が近いと、嫉妬されながらもそれからは本当の自分を貫いて歩いていくことができた。 最初こそ周りはそれを許さないと手を出してきたが、頭領を味方にしたこちらに怖いものなどなかった。 お前を助けてくれたのは頭領だったな そう言えば、伊吹は首を振る。 赤子を抱き、慈愛に満ちた表情で辰魅をみる。 母となった伊吹は幸せそうに口を開く。 わたしを助けてくれたのは、辰魅だよ いつもなら睨みつける頭領も、らしくなく笑っている。 伊吹から渡された新しい命はとても温かかった。 こちらに微笑みかける赤子を見て、自然と涙が出る。 涙はもう枯れたと思っていたのに、次から次へと溢れ出す。 (自分は生きている) 再び、歩き始めた辰魅が本当の幸せを見つけるのはそれから数十年後のこと…。
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