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蓬沢 和葵 (よもぎざわ かずき) イメソン：ホロン/wotaku モチーフ：🍀 参考キャラ：なし 42歳/保険医(2015看護師ベース)/7月18日生まれ：マリーゴールド(“絶望”) 初登場：『ソープスクール』HO3 ＊職業特記：《信用》の技能値に＋10％のボーナス付与。患者に対する《説得》に＋10％のボーナス付与。 ❖ 特徴表 - 【】 → - 【】 → ❖ 設定 「はじめまして、かな。僕は蓬沢、この保健室を管理している養護教諭だよ。よろしくね」 「おや、顔色が良くないね。ほらほら早く座って、ちゃんと休みなさい」 「僕が好き？優しいから？……はは、物好きな子もいるんだね。おすすめしないよ？」 物腰穏やかで紳士的な印象のある保険医。顔つきや声音が酷く優しく、人懐こい笑顔で場を和ませる。 養護教諭の資格の他に看護師免許を取得しており、いざというときには機敏に動いて現場を指揮することができる。生徒・生徒からの信頼もそれなりにある為、手が空いているときはよく相談事を聞いている。 短期大学で看護学を学び、国家試験合格の後、養護教諭免許状を取得している。地頭が良い上に勤勉だった為にそれほど苦労なく資格を取得できたが、後の教員採用試験で苦戦。故に、年齢の割に、シナリオの舞台である中学校では新入りの先生となっている。 看護大学は主席及びそれに匹敵するほどの成績の良さで卒業していたため、勉学は比較的得意な分野。問題や衝突が起きた時、知識方面からお手伝いをしがちなのはその所以である。 管理している保健室は、無駄なものが少なくシンプルな内装になっている。白を基調として纏め整えられているその場所はさながら診察室のようであり、何処か冷たい印象を受けるかもしれない。薄らと消毒液の匂いもする。 私物も勿論少なく、目立つのは机周りにあるポットとマグカップ、椅子の背面にある資料を入れる本棚、窓際のマリーゴールドの植木鉢のみ。 蓬沢自身が優しい雰囲気を強く纏っているため気が付きにくいが、どこか殺風景で寂しい。 ❖ 他PCとの関係性 ・() ・() ・() ・() ・() 《秘匿HO 内容》 『ソープスクール』　HO3：〇〇先生は優しく話してくれる ▼過去 あなたの両親は幼い頃に離婚しており、中学生の時に自身を引き取った父親を亡くしています。元母親とは連絡が取れず、父方の親戚を転々とし誰の愛情も受けず、誰にも心を委ねることができず孤独の人生を歩んできました。いつか誰かを心から愛し、誰かに心から愛されたいと思っていました。 ▼自殺した生徒について よくあなたがいる保健室に来ていた生徒です。そしてあなたはその生徒と「生徒と教師」以上の関係を持っていました。彼女もあなたと同じで両親の仲が悪く家庭で居場所が無いと話していました。HO①先生が担任のクラスでも、HO②先生が顧問の部活動でも居心地が悪いとも話していました。あなたは本人から聞いた事なら彼女の事について様々な事を知っています。 ★精神分析+50% ▶︎ 過去 （＿＿父にも母にも疎まれ、親戚にも疎まれ、自分を責め続けて生きてきた。親権を持った父は、ハズレを引いたような顔で僕を見ていた。） 愛される為には自己犠牲も、血の滲むような努力も厭わない。色々な欲求・感情を削ぎ落として、世間一般で言う“愛される人間”になることを夢見て人生を歩んでいた。しかしどれだけ努力しても、頑張って尽くしても、自分が望むような愛は手に入らなかった。いつもいつもいいように使われ、それっきりだった。 この経験の影響で、基本的な感情や欲求が一般の人間より薄まってしまっている。生徒や教師陣から『優しい』と称されるのも、一重にこの特徴のおかげである。また、両親や自分を突き放した人間のようにはなりたくないと強く考えるようになった。いつしかそれはそれは強迫観念のようなものに変化し、今も蓬沢の首を絞めている。 看護師及び養護教諭を目指したのも、『万人から優秀な人間だと認めてもらえれば、自分も本当に愛されるのではないか』『看護の愛とされる博愛の精神を学べば、自分も誰かを心から愛せるのではないか』という考えからのものだった。 現在は歳を取り、大人になって生活も安定したので『いつか誰かを心から愛し、誰かに心から愛されたい』という欲求は心の奥底に沈んでいる。しかしその代わりに諦観が顔を出し始めた。何だっていいや、もうおじさんだしね、と寂しく笑っている。 ▶︎ 女子生徒との関係 自分を本当に愛してくれている存在と認識しており、本当の娘かのように可愛がっていた。ひたすら甘やかして相談に乗って、勉強を教えにこっそり保健室に居残りしたり、服装や髪型を変えて遠い場所（海や観光地など）に一緒にお出かけしたりしていた。肉体関係はおろか恋人関係でもなかったが、その境界はひどく曖昧だった。軽いボディータッチはすれど恋愛感情の有無についての話はお互い一切せず、ただ穏やかに、一緒にいる。過去に一度だけ、彼女の誕生日にキスをして、それきり何もない。 蓬沢は完全に心を許していたし、一緒にいられる淡い幸福と、こんな大人が縋ってごめんねという深い罪の意識を感じていた。もし卒業してからも自分と共にいてくれるなら、結婚を申し込もうかとも考えていた。 彼女の支えになってやりたいと思ったし、自分のような悲しい人間にならないでほしいと願っていた。自殺したと聞いた時は“君も僕を置いていくのか” “裏切られた” “傍にいたのに助けてあげられなかった” “僕のせいだ”という自責と愛憎で精神にダメージを受け、生活習慣が大きく乱れた。精神が不安定になったからか睡眠も浅く食欲もあまり無い。酷い隈が目元に刻まれているが、学校勤務時はファンデで隠してやり過ごしている。 彼女の残した遺書に自分の名が出ることはないだろうなと思いつつも、内容はとても気になっている。彼女の死の原因になったものも突き止めたいし、できることなら復讐したいと思っている。 『願いだけで何か成就した？救われた？』『祈るだけで慈悲は訪れた？救われた？』 『罪深き我らは死すべきだ　それでも　未来だけはどうか　どうか　赦してあげたいんだ』 蓬沢の優しさの八割は諦観からのものであり、基本的に他人には期待していない。最初から期待なんてするから、のちに絶望するのだ。それならいっそ、全て諦めてしまえばいい。

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