タグ： 蹂躙するは我が手にて HO3

自分が考えた軍事作戦を、｢神託｣と称し従わせる男。 優生学をつよく推しており、戦争は神による選別であると謳う。曰く、''強い、頭が良い、運が良いなど何かしらの要素があればこの戦争だって生き抜けたはずだ'' ■ククッポル共和国 教会＝軍であり、宗教が戦争を推奨している。 神に決まった名前はなく、姿もない。 名前及び姿すら見せないことを神聖とし、各々自由な想像上の神を崇拝している。 崇拝している、と言っても基本的に何かをこう事はしない。 この宗教での神はこちらに干渉をすることは無い。 死を見捨てることとして与えるだけである。 ■ナサリー・スカーレット 正しい名前、年齢は不詳。 教会の前に置き去りにされていた孤児である。 この国では珍しくなく、神の審判に手を貸すものとして尊敬されていた聖職者にするべく進んで子を差し出す親は少なくない。 ナサリーもそうして差し出された子のひとりであった。 幼い頃から秀でた頭脳を持ち、大人でも考えつかないような軍事計画をいとも容易くたててみせた。 それを見た大人たちはナサリーが考えたとは思わず、出た答えは｢この子は神託を授かったのだ｣。 ナサリーもそれを信じて疑わず、実際は彼が考えたものであるが本人すらもそれを神託と思い込んでいる節がある。 余談だが、15の時に臨死体験をしたことがある。小さな抗争で運悪く弾薬の連鎖爆発に巻き込まれ、爆風に吹き飛ばされた。 しかしその死の淵から這い上がってきたのである。 その経験もあり、ナサリーは強く｢必要な人間はどんな状況下であっても生き残る。｣という思想に取り憑かれている。 以下、蹂躙ネタバレ 最後の軍事計画を書き連ねる中でおそらくナサリーは始めて、全ての計画は自分が考えていたことを悟った。 神託などなかったことを知った。 ｢軍事作戦第1114号……完全降伏を宣言する！…神は！我々人類を、見捨てたのだ。｣ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ⚠天空のダンスフロア ｢おやすみなさい、カシミールさん。またいつか。｣ ｢おやすみなさい、ナサリー。またいつかの来世で。｣

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