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世界の山々を駆け回る登山家の1人。 20代前半の頃は陸上アスリートであり、将来有望とまで噂されるランナーではあったが、とある事故により足を負傷。日常生活をおくるうえでは問題はないが、選手生命を脅かす後遺症を背負ってしまうがために、アスリートの道を断念してしまう。 登山家としての道を歩みだしたのは、リハビリをある程度こなし、問題なく歩けるようになった頃、高地トレーニングとして使用していた山を登っていた時である。その時まで、自分を如何に鍛えるかのみを考えて山を登っていたために、その時まで見落としていた山の魅力に、彼は瞬く間に魅入ることとなる。 元々、自分自身を鍛えることを好んでいた彼は、これを機に、様々な山の魅力を見出すべく、登山家としての道を歩みだした。 登山家として活動して十数年経った今では、世界中の山々を踏破しており、冬のエベレスト踏破など、数々の功績を残している。 生まれつきなのか、かなり人相が悪く、なにも知らない人が見れば常に怒っているようにも見える。特に目付きが鋭く、その目で睨みつけられた(本人にそのつもりはない)だけで、人はその道を避け、子供には泣かれる始末である。基本的に仏頂面なのも拍車をかけており、時折職質を受ける時もあるとか。 かなりストイックな性格であり、様々な分野において甘えを許さない厳しい性格をしている。 常に自分の限界と向き合っており、どのようにすればその壁を乗り越えられるかと思案している。 自分自身に対してもそうであるが、他人に対しても同じように甘えを許さない性格であり、人相も悪さも相まって、周りからは【修羅】と呼ばれるほど。しかし、決して無理難題を押し付けているわけでもなく、相手のことを考えての行動であり、言葉はキツいがそれも相手を想ってこそであるため、それを理解してくれる相手からの信頼は厚い。陸上アスリートとして現役で活動している｢日向 駆｣もその1人である。 歳の離れた妹｢百目鬼 青葉｣がおり、仲は良好…というよりは、若干シスコン気味。 彼がアスリートの道を歩んでいたのも、自分の走るその姿を見て、彼女が喜んでくれるからであり、登山家として活動している今も、妹に未知の世界を見せたいがためという気持ちがあるため、妹を喜ばせたいという根本は変わらない。 【百目鬼 青葉】 赤也の妹。歳は12歳離れており、現在24歳。一人称は私(わたし)、二人称はあなた、～さんなど。兄のことは「兄さん」と呼ぶが人前に説明するときなどは「兄」となる。 かつては難病を患っており、ずっと入院生活を続けていたが、兄が狂気山脈を登頂し、その報酬として彼女の治療費等をすべて賄う感じで依頼を受けていたため、その約束が果たされ、今ではその難病も完治。リハビリも乗り越えて今では何不自由なく生活を送れているようになっている。 性格は大人しめであるが割と強かな面もある。しっかり者。何事にも純粋に興味を持ち、知的好奇心が高く、今まで入院生活を送っていたための反動か行動力もある。特に兄に対しては押しが強く、決して困らせるようなことはしないが、若干甘えたがりの面もある。 趣味は散歩や旅行。兄の聞かせてくれたいろんな世界を自分の足でも見て回りたいと思っている。 好きなことは兄の旅の話を聞くことと花の世話。嫌いなことは退屈(誰かを待つ時間はそれほどでもないが純粋に何もすることがない状況が嫌い) 「兄がいつもお世話になってます。私、兄の妹の青葉と申します。あなたが兄がいつも仰っていた方ですよね？ 良ければまた色々とお話を聞かせてください」 「もう、兄さん！ 私のことを心配してくれるのは嬉しいけど、もうあの頃の私じゃないんだから過保護すぎよ？ 全くもう、仕方ないんだから……」 ―――――――――――――――――――――― 【応急手当】 アスリート時代からある程度の怪我は自分でケアが出来るようにと学んでいるため。 【精神分析】 チームで登山活動をする時、事故などが起きた歳にパニックになる隊員がいる時もあるため、そのケアを行えるようにするため。 【登攀】 アスリート時代、高地トレーニングで山を登っていたための下積みが少しある。 【図書館】 効率のいいトレーニング方法や、山に関する情報を得たいと思った時、基本的に書物を漁るために自然と身についた。 【生物学・地質学】 山に生息する動物や虫の危険性や、山の地質自体を学ぶことは、自らの危機を乗り越える知識ともなり得るという考えから、多少は勉強している。 【天文学】 元々は妹が好きだったため、その理解を広げようと少し学んでいた。後々、星の位置などで方角を割り出すことが可能となり、遭難などした時の重要な指針ともなるため、それなりには齧っている。 ―――――――――――――――――――――― 【不定の狂気】 5:憤怒(表)　憤怒：ヒステリー、解離性人格障害。暴力的な性格になるでも、そういった人格が産まれるでも良い。(8ヵ月) 【通過シナリオ】 「狂気山脈(HO1B)」 登山家として、その存在は認知していたが、あまりにも危険であると話は聞いていたため、狂気山脈調査の話があった時も、彼は行くつもりはなかった。しかし、妹が難病に犯されてしまい、その手術には莫大な費用が必要となってしまう。そんな折、狂気山脈第二登山隊のメンバーにスカウトされた。その依頼料は、妹の手術代を十分に賄える額であり、それならば…登山隊に加わることを決意する。彼から狂気山脈について話を聞いていた妹には猛反対されたが、妹を救う為にはこの道しかないと長期の説得の上、渋々といった感じではあるが、なんとか了承を得ることが出来た。 ただ1人の妹を救う為、彼は今、前人未到の神の領域へと足を踏み入れる。 　　　↓ 「探索者がシャトルラン走るだけ」 回数:91回 　　　↓ 「Humanity」 　　　↓ 「たたら」

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