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. 救世主　HO3:よよまい はるの ＊こゝろHO4と同じ苗字ですが関連性はありません＊ 特徴表:4-8 大切なもの 追加興味P:60pt HO1,2,漣と写っている写真。パスケースの裏にしまっている。 ：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：： 自分はこうなってしまったが、3人は元気にしているだろうか、 真っ当に人生を謳歌していられているだろうか、 小学校へ入学する際に引越しした。 そして3人に出会った、初めての友人でとても眩しくて憧れの存在だった。 春の桜も、夏の花火も、秋の夕暮れも冬の雪景色にもいつも一緒にいたのは3人だった。 あの情景がずっと焼きついている。 忘れてはならない、忘れられない記憶だ。 別れの瞬間も忘れるはずもない。 中学校からは学区の違いでそれぞれが離別してしまう。 寂しくて、嫌で仕方なくて泣いた日もある。 だが泣けど別れはやってくる。 だからせめて、何か形に残したくて「僕たちのよげんの書」をみんなで書いた。 きっと大人になって会える時にはこうなってる、こうなっていたら良い、とノートに書き留めて。 もうすっかり詳細は忘れてしまったが、自分が大人になった今、あのノートの内容のように明るい世界で立っていられているだろうか。 問うまでもない。 大人に近付くにつれて自分の境遇が見えてきた。 この家は所謂「裏稼業」で生計を立てていること、そしてそれに中国系が関与していること。 確かに思い返せば家の敷地に外国人が出入りする事は多かった。 多少の驚きはあったが、決められた将来に歯向かうことはなかった。 家に歯向かったとて、他に道が見出せなかったからだ。 普段は商社マンとして電車に揺られて、社会に揉まれて。 夜は裏稼業者として監視代の徴収と売春の斡旋、管轄内の保全活動を。 こんな生活にも慣れてしまった。 そして、こう生きていくのが自分の人生なんだと知った。 それでも、 ：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：： 基本的に敬語。 友人には柔和な口調になる。 ：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：： 「こんなんになってしまった僕でも隣にいさせてくれてありがとう。」 救世主永久ロスト

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