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新高等部一年生のお嬢様。Cランクながらも番長連の一番隊員として日々アカデミアの平定に奔走する。 主水家はそれなりに大きな不動産屋で、お山の大将のてっぺんとしてまあまあそれなりに良い暮らし（玻璃談）を送っていたのだが、ある日何やら父が事故で逝去してからは偉いことになった。 まず、オーヴァード能力に目覚めた。これはぶっちゃけどうでもいい。何か執事が呼べる程度だ。 次、遺産だ。遠い遠い親族までが分配で揉めに揉めたからさあ大変。 何やかんやで取り敢えず自活に困らない程度には財産を守ってもらえたが、経営などはさっぱりなので会社の権利などは軒並み持っていかれてしまった。 食い残しのような遺産では馬鹿高い私立校の学費なぞ払えるわけもなく、即座に転校。そんな時、保護しに来たUGNから提示してもらったのが"アカデミア"だった。学業に穴をあける気は無し、知見が広まるならと二つ返事で首を縦に振ったのは我ながら肝の太いことだった。流石主水家の長女。 そうしてこの島にやってきた。持つものとして、持たざるものを守り施し導く。そんな信念を胸にして。

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