タグ： 沼男は誰だ

西園寺家に代々、メイド長として仕えている。 幼少期からメイド長として働く母を見て育ち、仕えることに対して強く疑問を抱くことなく成長して行った。 下働きを経て1人前になり、玲乃に仕えることになる。 数個しか違わない、レールの引かれた人生を悲観する玲乃に対し、同情はしていない。 その理由は自分の立場が大きい。 人に“仕える”仕事のため、仕事という契約の関係上では対等ではあっても、実際の立場が対等である訳では無い。 酷い処遇を受けている訳ではなく、むしろ待遇としてはとても良いのだが、主人とメイドという上下関係は絶対的なものである。 しかし逆に、主人とメイド等関係だからそれは仕方の無いものであり、なずなもそれは幼い頃からよくわかっている。 西園寺家と七種家、主人とメイドという関係ではあるが、玲乃と自分はレールの引かれた人生である、という点に関しては同じなんだなと考えている。 それ故に同情はしない。 むしろ自分よりも厳しい環境にいながら、諦めをつけ、上手く自分の中に落とし所を付けているところは尊敬している。 淡白目、悲観する主人に対して世の中はそういうものだと否定はしないが、主人の一番の理解者であろうとする。 在り来りな言葉や綺麗事、お世辞は言わないタイプ。(玲乃の前だけ、他は時と場合に応じて謙る) 「運命は変えられない」と悲観的な主人に対して、「そういうものだから仕方ないけど、今はこれが最善であるのには間違いない。」 「知識は奪われない財産になる、得られるものは得ておいて損は無い」 という考えを持っている。 玲乃に最大の重きを置いている。 玲乃にとって問題ない事 →逃げても見て見ぬふり、または上手く誤魔化す 玲乃にとって重要なこと(家の何かなど) →玲乃の印象を下げかねないため捕まえる。 もし仮に、玲乃が本気で家を捨てようとするならば、自分はそれを否定しないし最大限支える。 幼い頃から誘拐されたりなど狙われることも多く、守るためにも体を鍛える。 おかげで割と強くなった。

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