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死に際を見失ってしまったおっさん。 年齢が年齢だけにどこへ行ってもほぼベテランとして頼られやすい立場になってしまい、それを避けるために一つどころに留まらず数年ごとにセクションを移動している。トクナガやエスとは15年前にサーティンセクションで知り合い4年ほど行動を共にしていた。 昔は快活で面倒見が良く、出身地でもある第4セクションでは若手リーダーとして仲間の士気を高めたり精力的に活動していたが、11年前に親友を亡くして以来人が変わったように無口で無愛想になり人との関わりも段々と避けるようになっていった。 「他人の命まで背負ってられない」と口癖のように繰り返すが、未来ある若者に甘かったり自分と同年代の相手には割とすぐ気を許したりと生来の人の良さが滲み出ている。 武器は大型ナイフ。腰のホルスターには拳銃も所持しているがこれは親友がかつて使っていたものであり、普段使うことはない。ギリギリ1発分だけ、親友の最期の命の灯火がチャージされている。 自死願望があるわけではないが流石に年齢的にもういい加減終わりも近いだろうと、親友が最後に生きていた地であるサーティンセクションを死に場所に決め2年前に戻ってきた。その際トクナガ・エスと再会したが、15年前に名乗ったハインとは別のジェイという名を名乗った。尚、親友の名前はジェイクである。 第6・第8セクションにいた頃非戦闘員の子供達と接する機会があり、高齢の自分はもうどうなってもいいがせめてこの子達の未来は今より少しはマシなものにしてやりたいとの想いを抱いたことも、前線復帰への後押しとなった。 昔仲間内でギャンブルをしていた頃の名残りでダイスを持ち歩いており、迷った時にはダイス(芸術：ギャンブル)で決めることがある。神頼みというよりは完全な思考放棄だが、薄幸そうな見た目に反して割と良い結果をもたらす場合も多い。

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