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基本ルルブ　p48 医師 ■設定（異説・狂人日記　事前開示概要の内容を含む） 幼少期に、妹尾十三と同じく偏執病（時代背景を鑑み、「偏執病」と表記）を患い、数年間私宅監置されていた過去を持つ。 監護義務者は実母。資産は赤貧。室内に畳も蓆もなく、垢脂に汚れ果てた薄蒲団が１枚と藁葛のみ。食物は、患家が赤貧のため粗悪。 治療方法は、薬品を用いず加持祈祷や狐落とし、鳶の黒焼きを服用…等々行ってきたが効果はなし。 実母は老体で十分な監護は不可能だった。厄介者扱いされ冷遇されており、死を願われていた。 私宅監置から2年、実母は過労により死亡。 かねてより身を案じてくれていた主治医により（主治医は早期の投薬や入院治療を行えばすぐに治ると母に話すも、聞き入れられることはなかった。金銭的な余裕もないことと、時代的に医師より僧侶等へ頼る者が多かった）、精神病院に入院させてもらう。適切な治療を受け、僅か1年で治癒に近いところまで軽快した。 主治医に恩返しをするため、医師になることを決意。現在は精神科医として働いている。 妹尾 十三の担当を離れてからも十三のことを片時も忘れることはなかった。 私情を挟むなどよくないことだとは分かりつつ、彼のことを過去の自分に重ねてしまっている。 現在は脳病院に入院中のことで、早く良くなってほしいと願うばかりである。 この度、十三からの手紙を受け、大正十二年のこの夏、手紙の住所へと赴くことになる。 性格：生真面目　患者への治療は愛をもって行う　 私宅監置におかれている者・その家族に同情し、僅かばかりの小銭を握らせることもある。 一人称：私 --------------------------------------------------------- ■通過シナリオ 2021/8/6 　　　異説・狂人日記　　　　（1923年8月/40歳） 2021/11/25　　冬海心中 大正編　　　　（1920年冬/37歳） 2022/9/21-22　 大正グロテスキズム 　　（1924年9月/41歳） --------------------------------------------------------- ■異説・狂人日記　概要（略） ──時は大正十二年八月、夏の盛りである。 探索者のかつての患者であった妹尾十三は、少年時代からひどく精神を持ち崩し、四年ほど私宅監置下に置かれていた。 探索者は一年ほど前まで、この妹尾十三の治療に当たっていた。今では担当を外れて久しいが、とある日、その十三から一通の手紙が届く。

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