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【通過シナリオ】 『蹂躙するは我が手にて』HO4 : D国の技術研究所所長 【共通】 貴方は死刑囚である。第三次世界大戦終結後、国際機関である”国際同盟”に捕らえられ、戦争責任を負う戦犯者といて本日処刑される予定だ。 【公開HO】HO4 : D国の技術研究所所長 戦死者の8割は貴方の開発した兵器により亡くなった。 ――貴方は天才技術者であり、科学者であり、発明家である。 A国に多大なる武器提供をしていた為、貴方の国は戦争において最も政治的・経済的に成長し、発展した。 [推奨技能] 製作(兵器)or製作(製作図)orそれに該当する技能 ●設定 性格は明るく誰に対してもわりと高めのテンションで接する。研究の事となるとよりテンションが高くなり、目に見えて楽しそうに語る。基本どんな時でも笑みを浮かべている。集中し過ぎると周りの事が視界に入らなくなる時がある。 元々はC国で生まれ育った。根っからの研究者気質で、親も発明等に取り組む立場であった事もあり、幼い頃からあらゆる物事を研究しようとしてきた。そうして過ごしていく内にC国の技術力では自らの欲を満たせないと悟り、より高度な研究をする為にと、16歳になった年に技術力の発展が見込めるD国へと移った。元々の才能とそれまでに作成してきた作品の実績により、無事研究所に採用されそれからはただひたすらに研究に取り組み、見込み通りその高い技術力を持ってして様々な兵器やその他ジャンル問わず気になった物事について様々な発明や研究をしていった。 そんな生活をしていく中で、同じ研究所の仲間であった一人の男性と親しくなっていった。彼は、研究一辺倒な彼女の身を案じ、何かと気にかけ支え続けてくれた人だった。最初はただの上司と部下の関係であったが、いつしかそれは恋人同士という関係になり、互いが何よりも大切なものへと変わった。それから数年は、今までに無い位幸せな期間だった。そういった自分の感情に興味がなく、育もうともせずただ研究を続け知的好奇心を満たすだけだった彼女に、惜しみ無く愛を伝え、支え、守ろうとしてくれた。彼女にとっての初めてを沢山くれた人だった。沢山の愛をくれたから、自分なりに一生懸命愛を返し、更に深め愛していきたいと強く願う程に、彼の存在は掛け替えの無いものだった。彼と付き合いだしてからは、元々気を付けてはいた健康や、美容関連の研究にもより力を入れた。それは需要があるからでもあったが、彼の為にもっと自分を大切にし磨いていけるように、彼に余計な心配を掛けないようにと言う気持ちがあったのも事実であり、それは今まで以上に研究が楽しいと思える程の想いだった。 彼は、優秀な人だった。聡明な人だった。聡明であったが故に、人を殺すのに優れた兵器を幾つも作り出せる才能と実力を持った彼女の立場の危うさに早々に気付いてしまった。愛しているからこそ、そんな危険から彼女を救いたいと願った。このままでは、ある意味純粋で無垢な彼女は、利用されるだけされて捨て駒にされると分かっていたから。だからこそ、彼女を助け出そうと、一緒にこの国から逃げようとした。今までのようにはいかなくても、それでもこれからも生きて、共に研究をする事が彼女にとっても幸せであると理解していたから。 そうして逃亡する為の策を考えていた所に、彼女と接点のあったC国の参謀総長が彼女を取り戻そうとしている事を知った。自分としても、この国から出なければ、逃げる事は出来ないと考えていた為、どうにかコンタクトを取りそれに協力する形で彼女を救いだそうと計画を立てる事にした。 彼は逃げようと彼女に言った。理由は理解できたが、優秀な自分をそう簡単に切り捨てる事はないだろうと彼女は思っていた。だから大丈夫だと思っていたが、でも、彼がそう言うなら、彼が居るなら何処でだって研究を楽しめるからそれでもいいかと思えた。兵器を作る事は、今までに無いものや更に優れた物を作る事が出来挑戦しがいがあった為確かに好んではいたが、それを作る事だけが研究ではなかったから、研究所から離れる事になっても良いと。以前だったらそんな事思いもしなかったが、それもこれも、彼と出会えたからこその変化であった。 しかし、その計画は成功する事は無かった。秘密裏に動いていたが、その不審な動きを彼女を逃がしたくない上層部に悟られ、実行に移す前に妨害されてしまったからである。そして、彼をC国のスパイであると処理し、重罪人として処刑される事となった。 スパイであるとされたが、勿論彼はスパイ行為を働いていたわけではなかった。しかし、情報を吐かせる為と言う名目で彼は長期間拷問を受けた。そして、上司としての責務であるとして毎回必ずその場に立ち会わされた。その様な事実はなかった、ただ共に逃亡を図っただけだと伝えても、それを止める事は出来なかった。その意味の無い行為はある種の見せしめであると分かってはいても、それでもその様子を見せられ続けるのが苦しくて、止めて欲しくて、何度も何度も上層部に掛け合った。そうして期間が過ぎ、加減が調節されてはいたが、拷問により彼の体が限界に達した頃、処刑執行の日が来た。 処刑方法は銃殺刑で、引き金を引く役には彼女が任命された。それは部下の尻拭いという名目でもあったし、慈悲でもあり、見せしめでもあった。絞首刑でも良かったものを、上層部は敢えて銃殺刑とし、その処刑の為の武器は彼女が開発した最新式の物が使われた。 拒否する事は許されなかった。もし次がある様なら、国への反抗と見なし研究所職員全てを処分すると圧力をかけられ、どうする事も出来なかった。国を裏切る事が2度と無い様に、心身共に彼女の逃げ場を無くす為にと。 愛する者に手を掛けるのはある種の拷問ではあったが、最期に会話する事が許されたのは唯一の救いであったと言える。彼の最期は穏やかなもので、申し訳なさそうに微笑み、そして愛してると彼女に告げて処刑された。彼女は、それに何も答えられなかった。 彼の遺品は大半が処分され、彼女に渡されたものは揃いのネックレスだけであった。 彼の処刑後、自殺防止の監視の元暫くの謹慎処分が下された。それまでは一切の面会も許されず、他の研究員達は心底彼女を心配していたが、謹慎が明けて彼らが目にしたのは何ら以前と変わり無い彼女の姿であった。明るく、研究馬鹿と言える程研究熱心で、笑顔の絶えない。変わり無いはずなのに、その様子は異質で、到底大丈夫であるとは思えないものだった。 彼女は、耐える事が出来なかった。現実を受け入れる事が出来なかった。だから、目を逸らす事にした。彼の死からではなく、自らの思いに蓋をし、意識の奥底へと追いやった。そうでもしないと、狂ってしまいそうだったから。もう既に狂っていると言う事に、気付けなかった。気付きたくなかった。 彼女は研究し続けた。国の為に何て関係無く、望まれるがままに、自分の研究意欲のままに、周りが望んでいる事なのだから、これは悪ではない、素晴らしいものであると言い聞かせながら。思い込みながら。そうして沢山の兵器を作り上げ、国は発展していった。そしてその資金で更に研究を繰り返した。その結果、戦争で甚大な被害を与えたとして、彼女が責を追う事となった。 「どうしてだ？皆が望んだ事だろう？なのに戦犯者だなんて、失礼だなぁ全く！私の行為は、確かに人の命を奪うものであった。しかしそれの何がいけない？需要と供給が成り立っていたからこそ、ここまでの成果をあげる事が出来たんだ。つまり必要不可欠な研究であり発明だったんだ！！なのにそれを責めるなんて、お門違いじゃないかい？ああ、本当に理解が出来ないよ。私の発明は素晴らしいだろう！？最上の物だろう！！？何故、何故今になって批判するんだ。この結果を望んだのは、君らだろう！！！さあ、早く私を解放してくれよ！もっともっと、発展させる事が出来るんだ！より高い技術力さえあれば、もっと！私は研究したいんだ。しなくてはならないんだ！！だって、私にはそれをする才能があるのだから…！！研究をさせてくれよ、なあ！！！」 「……そうしていなければ、おかしくなりそうなんだ。だからどうか、私から、研究まで奪わないでくれ。」 彼の死も、自分の行動はただ逃げているだけだという事も、本当はちゃんと理解している。出来ない訳がない。だって、自分は天才なのだから。分かってはいても、どうしても、直視する事が出来ないでいる。それほどまでに、彼の死は堪え難いものだから。愛しているから。 誕生日 : 3/8 白いチューリップの花言葉は「失われた愛」。 白いチューリップの英語の花言葉は「ask for forgiveness（許しを請う）」「purity（純粋）」。 ピンクのチューリップの花言葉は「愛の芽生え」「誠実な愛」。 誕生色 : 紅梅色(こうばいいろ) #F2A0A1 色言葉 : 愛情・安定・女性らしさ パーソナリティ : 愛に満ちあふれた女らしい人 紫苑色(しおんいろ) #867ba9 紫水晶(むらさきすいしょう) #e7e7eb 紫苑（シオン）の花言葉は「追憶」「君を忘れない」「遠方にある人を思う」。 ●D国について 国名 : デモギオラ(Demogiora) 首都名 : ベルティエリー(Bertiery) 公用語 : 英語 歴史について : 強者に付き従い、軍事力が高くはなくても技術を発展させる事で国を守り発展させていった、狡猾さと柔軟さを備えた国。蛇の様だと言われたり、ハイエナの様だとも言われたりして揶揄される時がある。 軍部や政治的権力者達は狡猾で傲慢な集まりである。自分等の利益の為には躊躇いなく邪魔者を徹底的に排除する。自国の技術力を理解しており、早期に軍事力として武器の開発に力を入れ成功した。 国民は常により良い商品を求め、またそれが叶う国であった。需要と供給の元、常に新しい商品が開発され、発展していった。つまりはあらゆる流行の最先端を行く国。 ●彼について 名前 : ヒューゴ・コルネリア・カーティス 誕生日 : 2/9 ストック全般の花言葉は「永遠の美」「愛情の絆」「求愛」。 紫のストックの花言葉は「おおらかな愛情」。 性格 : 穏やかで、人に優しくいつも微笑んでいる様なタイプ。困っている人や危なっかしい人を放っておけない。 彼女の事を心の底から愛しており、だからこそ一緒に生きていたいと強く願っていた。 容姿 : 暗い茶髪に青の瞳。緩くウェーブのかかった髪で、前髪は左に寄せて分け、後ろは長い部分を1つに縛っている。基本的に眼鏡を掛けているが、コンタクト等にする時もある。ピアスは開けていない。 イメージ画像→https://picrew.me/share?cd=nrWxLyXoYf ●C国参謀総長との関係性 幼少期(年齢で言うと10歳頃)、学校で機械の設計図を作成していた時に偶然彼の目に留まり、それがきっかけで興味を持たれ関わるようになった。今まで自分の研究に関心を持つ同年代の存在は居なかった為、良い刺激にもなったし意見交換等も出来、良き友であると認識していた。 D国で研究を始めてからも、戦争が激化する前まではよくやり取りをしており、依頼されて特殊な兵器を作る事もあった。 ●イメソン 再生リスト→https://youtube.com/playlist?list=PLbWdq5ZxtquF1ByXyAp6u-wUKgOoooilq 1曲目『カラクリ逃亡劇』 →https://youtu.be/9XyU6fS5apU 愛じゃ国境は越えられない 愛したいと誓った貴方に贈るナイフと銃と花束を 「帰りたい」と願ったあの街に 明日、ミサイルと称した雨が降る 2曲目『R.』 →https://youtu.be/DgcEWhHYYnE 「この世界から逃げ出すことも それもまた人生だ」 「此処が我が舞台だ」と「僕がヒーローだ」と それは偶像だ 3曲目『君中毒』 →https://youtu.be/1Les-FYXDzQ 分からなくなっちゃった 元の気持ちも 感覚も全部 抜け殻に成り果てて 心はどうすれば良い？ 強い自分ばかりじゃ 歩き疲れてくもの 藻掻く私を どうか 抱き締めて欲しい ●名前の意味 ミア : 私のもの クイン : Connの子孫、賢い、聡明な、助言者 ベネット : ラテン語の「Benedictus」より、祝福された、恵まれた等 Mia Quinn Bennett ヒューゴ : 心、知性、精神、聡明な コルネリア : コーネリアス(Cornelius)より、角笛、角、警笛 カーティス : 礼儀正しい、丁寧な、上品 Hugo Cornelia Curtis デモギオラ(Demogiora) : ニコデモ(Nicodemo)、ギー(Guy)、オラース(Horace)、の三つを組み合わせたもの。 ニコデモ : 人々の勝利 ギー : 幅の広い オラース : 良い視野を持つ ベルティエリー(Bertiery) : ベルトラン(Bertrand)とティエリー、チエリー(Thierry)を組み合わせたもの。 ベルトラン : 知性の高い、聡明な、理解力がある ティエリー、チエリー : 王国家、第一の人々 ・所持しているAF 【加工された時の時計】 『時の時計』を小型化・軽量化したイス人の発明品。 見た目は赤い宝石が散りばめられた銀色の勲章。 本来の"時の時計"は使用するための手順が存在するが、本勲章はイス人の手によって加工され、「針を行きたい時代へ合わせ、MP5を消費する」と「所有者を望んだ時代へ肉体ごと転移させる」アーティファクトと変化している。 ※このアーティファクトを持った探索者が別の時代のシナリオへ行く際は、必ずKPに許可を貰ってください。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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