タグ： モカ 夏の病葉

若くして殺し屋として働く少女。現在は日本で活動しているが、そのときの気分や世界情勢に際して仕事をする国を変える。裏の世界では有名な殺し屋で、人を殺した日のディナーの後に依頼主にカフェモカを奢らせるのが特徴。毎回のルーティンなので変わることを嫌う。ひどくこだわりの強い性格で、これと決めたことは意地でも譲らない。 常に対等であることを求めつつも、相手には紳士淑女的な対応を求めがち。エスコートのひとつも満足に出来ない相手には「こんなこともできないのかしら」と責め立てる。少女でありながらその礼儀作法や細やかな所作に至るまで、完璧なレディであるがブラックコーヒーはまだ飲めない。 ---------------------------------------------------- 軍人であり厳格な父親から、幼い頃からずっと軍人になるための訓練を受けてきた。まともに学校に通ったことはないが、父親の独学での勉強は教えられてきた。 10歳になる頃、父親が殺し屋に殺されてから人の死について興味が湧く。殺し屋の男の下で殺人の腕を磨きながら、いつか自分も人を殺したいと思うようになる。 初めて殺したのは師匠でもある殺し屋の男だった。これは自分なりの礼儀のあらわし方であり、敬愛なのだと、そう自覚するまで、さほど時間はかからなかった。

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