タグ： はなごえ 深淵虚構のディメンション

幼少期は両親に虐待されながら育ち、最終的に育児放棄された。その後、唯一繋がりがあった母方の祖母に引き取られ、 しばらくは穏やかな生活を送っていた。 祖母へ恩返しをしたい為に高校には行かず、そのまま仕事を始めた。中卒の彼をよく思わない人から嫌がらせを うけたり、目つきの悪さから喧嘩を売られたりなどかなり過酷な環境下ではあったが、家に帰れば「おかえり」を言ってくれる 大好きな祖母がいたから、そんな生活も我慢できたし頑張ることができた。 しかし、大切で大好きだった祖母が亡くなった。家が何者かに放火され、足の悪かった祖母は逃げ遅れ、そのまま死んでしまった。 藍生が仕事でたった一日家を空けたときの出来事だった。 放火魔は捕まったが、許せなかった。この手で殺してやりたいと心の底から思った。けれど現実問題、そんなことなど 出来るわけもなく、祖母もこんなことを望んでいないと言い聞かせて一人生きる決意をしたが、この頃から突拍子もなく他人に対して殺意が芽生えるようになる。 自分の意思とは裏腹に湧き上がってくる感情を恐れ、病院に行ったり、知人に相談した。 しかし返ってくる答えは 「いつかよくなるよ」 「薬を飲みながら様子を見ましょう」 「大丈夫だよ」 いつかっていつだ？ その薬、もうずっと飲んでるのに良くならない、それも気持ちの問題ってことで片づけるんだろ？ 大丈夫ってなんだ？根拠もないのに、そんな嘘つかないでくれ。 このようなどす黒い感情が常に沸々と湧くようになり、些細なことでイラつくようになり、仕事の効率も下がった。 結果、精神異常疾患者と言われ仕事をクビにされた。時々芽生える殺意は無くなるどころか頻度が増えていくばかり。 こんな自分が大嫌いだ。 怖い、人なんか傷つけたくないのに。 殺したくなんかない、これはおれの感情なんかじゃない。 いやだいやいやだ ばあちゃんが知ったらどう思うだろう。 寂しい、悲しい、虚しい こんなに辛いなら、苦しいなら こんな生き方をするくらいなら、 死んでしまおう。 そうだ、死んでしまおう。 所詮みんな他人事。テレビ画面の向こう側みたいな感じ。 誰も俺を必要としないんだから、助けてなんてくれないんだから、ばあちゃんみたいに ずっと傍で寄り添ってくれるわけがないんだから。 という事で、自殺します。 引っ越し屋バイトをしていた。粗暴で不器用だが、根は優しく誠実。 虐待のせいでついた傷と目つきの悪さでよく絡まれる、祖母が生きていた時はなるべく穏便に済ましていたが ここ最近までは結構ガンガン喧嘩していた。名前女みたいは言われると照れる。やめろ。 一人称：俺　二人称：アンタ、お前 ［戦闘技能］喧嘩しすぎ ［応急手当］ばあちゃんの見様見真似 ［聞き耳、目星］ばあちゃん耳悪いから、目悪いからサポート ［運転］仕事で ［信用］引っ越し業者で体格いいし筋力あるからその方面のやつ イメージソング[僕が死のうと思ったのは] 【通過シナリオ】 深淵虚構のディメンション　HO2

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