タグ： レンカ

■詳細 B市の大学に通う大学1年生。最近になって、学業の傍らUGNでエージェント活動を始めた。 他人と関わるのがあまり得意ではなく、学校では妹を教室まで見送ってから保健室や図書室にいることが多かったが、妹が亡くなり、暫くしてからは(EoD通過後)、毎日教室に顔を出している。以前はクラスメイトに気味悪がられるほど他者との交友を絶っていたが、現在はクラスメイトともそれなりの関係を築いている。 ■性格、容姿等 一人称「俺」二人称「お前/貴方(年上)」三人称「苗字+さん」。 会話の受け答えは必要最低限。これまで朱音以外の人間と真面に喋ったことがなかったので、かなりの口下手。 貧血であるかのような顔色の悪さと不健康さを強調する身体の細さ、加えて目の下の濃い隈が非常に目立つ。髪は染めておらずナチュラルな黒で、目が隠れるほどの長さの前髪と天然パーマが特徴。 服装に頓着がないため、シンプルなものを適当に着ている。イメージは全身ユニクロ。休日はゆったりとしたスウェットを身につけていることが多い。 ■過去(SS,EoDの話とか。ネタバレ含) 両親と妹の朱音との4人家族。平凡ながらも幸せな日常を送っていた。――妹が時折吸血衝動に苛まれる、という点を除いて。 彼女の吸血衝動は異常であると、幼いながらも理解した彼が取った行動は、誰にも気付かれぬよう、妹を守り抜くため、自分の血を与えるということだった。 絶対に、誰にもバレないよう――細心の注意を払って妹に血を与え続けてきたが、幽が高3のとき、UGNに妹が観測される。 調査の結果、彼女はジャームであり、吸血衝動以外に被害なく生きていることが奇跡のような状態だと判明するまでに、然程時間はかからなかった。 ジャームを討伐せんとするUGNから妹を逃がすべく、あらゆる手段を尽くしたが、所詮はただの高校生。同時に彼女のレネゲイドも暴走し、殺して止める以外の手段がなくなってしまった。 その後、UGNと幽の手により朱音を鎮圧。戦闘後、よりレネゲイドの侵蝕が強まり、トドメを刺すには命を賭さなければならない。幽が一歩を踏み出す前、朱音は彼の前で自ら命を絶った。 (後からGMに聞いた話によると、彼女はジャームだが兄への幸福感のメモリーを取得していたため、十数年の時を生きていることが出来ていて、彼を死なせないために自死を選んだらしい) 最愛の妹を喪い、魂が抜けたように無為に日々を過ごして数ヶ月。新たな事件に巻き込まれ、"誘惑者"テトにより作り出された別世界に閉じ込められる。 正確には、「夢の中で朱音に会わせてやる」という甘言に乗せられ、朱音が死んでいるという記憶さえも奪われ、肉体を仮死状態にされた状態で、"別世界で普通に生きている朱音"との日常を送ることになる。 レネゲイドの力の届かない場所で、日常を脅かす脅威を感じることもなく、幸せな学生せ活を送る日々。その中で、徐々に本来の記憶を取り戻していくことになる。 ここで生きる朱音も確かに生きている。しかし、自分の生きていた世界の朱音は死んでいる。そして、この世界の"調月幽は『自分』である"。その事実を理解し、彼が出した結論は、「この世界から脱出し、元の世界に戻る」ことだった。 それは、この世界の朱音をひとりにすることと同義だということは理解していた。けれど、朱音が独りで死ぬことを選んでまで守ってくれた自分の命、これからの人生、未来を蔑ろにしたくないという想いにより、別世界の朱音を切り捨てることを選んだ。 別れを切り出したときの朱音が震える声で絞り出した「お兄ちゃんなんて大嫌い」が、彼女に嘘を吐かせた罪として、ずっと頭に残り続けている。 その後なんやかんやあって現実世界に戻ってきた後、UGNに入ることを志願。現在に至る。 ■レネゲイドの力について EoDまでは忌み嫌っていた。朱音が命を落とした原因であり、自分たち兄妹の人生を狂わせた最悪なモノ。 よい感情がない、という点においては今でも変わっていない。しかし、朱音に生かしてもらった命の中に、この力も含まれているのなら、これも有用に使わなければいけないと思っている。 だからUGNに入ることを決めたし、レネゲイドの力を行使している。現在進行形で向き合おうとしている途中。 ■戦闘スタイル ブラム=ストーカーのピュアブリードで、自身の血を体内で棘状に変形させ、そこから皮膚諸共無理矢理共突き破って相手を串刺しにする。 オーヴァードとして覚醒して以来、無意識下で血液に更なる変化が生じており、「朱音を護るために障害となるもの」に対して過敏に反応し、より殺傷力が高まるようになっていた。その際は色が真っ黒に変化する。 今はもうその力は使えなくなっている。彼に朱音のように守りたいと思える存在が現れれば、或いは。

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