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b0c4de 一人称：僕　二人称：あなた やつれた印象を受ける男性。社交的に振る舞っているが自己中心的な性格が透けて見える。 真夜中研究所に莫大な投資をしている有力なスポンサーの一人。 主に株と不動産で稼いでいる資産家。 海はあまり好きでは無い。 身体が強くなく、鈍くさい反面プライドが高く傲慢であった海斗は今までに一人も友人らしい友人は居なかった。 入念に勉強を重ね、模試の判定は常にA。第一志望の大学に必ず入れるだろうと周囲の人間も海斗自身も確信をしていた。 失敗するはずの無かった大学受験、しかし無情にも海斗は体調を崩し、会場に辿り着くことすら出来ないままその日は終わった。 他の大学に行く事も出来たが、第一志望の大学以外に通う事は微塵も視野に入れていなかったため浪人することを選んだ。 １年後再度試験を受け、難なく合格を果たす。 浪人してまで入った大学ですら今までの学生生活と同じように誰とも交流をしようとせず、勉強ばかりの孤立した大学生活を送っていた。 しかし、独りの学校生活はたった1ヶ月程度で崩れる事になる。 ある日の講義でディスカッションを行う事になった際、金髪の外国人と論議をした。たまたま隣の席に座っていたその男が、後に新友となるクリオだった。 クリオは現役で大学に入り、海斗の一つ歳下で、鼻にかけるような態度の海斗を物ともせずとてもにこやかに接してくれた。 明るく真面目な性格と、自分の好きな海洋生物の研究や勉強に熱心に打ち込む姿を見て、気付けば海斗も自然と好感を抱くようになっていた。 今までの学生生活の中でクリオのような人物に会ったのは初めてだったのだ。 身体が弱い事から海に行ったことは無かったが、クリオに連れられゴミが散らばる汚い海岸をゴミを拾いながら歩いた。 クリオが褒めてくれてからはどうでも良いと思っていた自分の名前が好きになった。 初めて過ごす友人との時間に海斗もつられて少しずつだが明るくなっていった。 当の本人は社会に出れば交友関係は良いコネクションになると分かったからだと言い張っていたが、クリオのおかげで社交的になっていったのは誰の目から見ても明らかだろう。 大学を卒業し、それぞれの道に分かれてからも二人の交流は続いていた。 クリオは念願だった真夜中海洋研究所に入り、有人潜水艦『さいはて』に乗るんだとワクワクを隠しきれていない、しかし信念のこもった声で海斗に報告した。 ７年前の事だ。あれからクリオの声を聞くことも顔を見る事も無い。 ３３歳になった現在、真夜中研究所へ支援を行っていた者の中から有人潜水艦ヘイダルの乗船員を選ぶとの話を耳すると、海斗はすぐさま志願し無事乗船員の一人となる。 目的はただ一つ、自分を変えた友人クリオを見つけること。 海は友人を奪った憎いものであり、友人が何よりも愛したものでもある。 僕は今からお前が見た世界に行くぞと、クリオが眠るであろう深い海を睨み付け有人潜水艦ヘイダルへ乗り込んだ。 特徴表【6-9：行方不明の家族】探索者には行方不明の家族がおり、キャンペーンの間に現れるかもしれない(例えば、海で遭難した、異国で死んだと思われている、他の親類に連れ去られた、など)。 職業技能は資産家とビジネスマンベースに【信用】【図書館】【法律】【英語】【経理】【コンピューター】【写真術】 【聞き耳】お金の流れや噂を聞くため 【機械修理】潜水艦に問題があったのではないかと自分なりに勉強した 【生物学】クリオから聞いた生物の知識 【水泳】クリオに連れられ海を泳いだ。しかし体力のなさと元来の運動神経の悪さから教えてもらってもあまりうまく泳げるようにはならなかった。

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