タグ： しぐ エレウシスの秘儀①

〈容姿〉 後ろに結んだ長い白髪に引き締まった身体。 元々は黒髪であったが、オーヴァードとしての覚醒を機に髪色が変化。 無自覚ではあるが、憎悪の対象である母親にかつて綺麗だと褒められたことに所以し、切っても切ってもすぐに生えてくる。 〈性格〉 ・がさつ、感情的、短気。これらの特徴は体内の炎が溜まれば溜まるほど顕著になる。 ・弱い者、死にに行く者が嫌い。 　炎は嫌いだ。だがちっぽけな命の灯が消える様を見るのはもっと嫌いだ。小さな炎はただ小さいまま揺れていればいいのだ。 ・つるむことを嫌い、普段は1人で行動する。人を遠ざけるような振舞いをするのもそのため。 〈経歴〉 ・幼少期、両親に溺愛され何不自由ない生活を送る。 ・中学生時代、父親の不倫騒動により両親は離婚。 　母親はそのショックにより家に火を放ち紅葉と共に無理心中を図る。 ・焼け落ちた家で母親と紅葉は死亡。 　しかし鎮火した後も紅葉の死体は燃え続け、数刻後に身体を取り巻く炎を全て体内に取り込み覚醒。 　オーヴァードとして復活を果たす。 ・その後はUGNに目を付けられ保護下に入り、自分にとって"忌々しい存在"である炎を武器に、若くしてエージェントとして活躍するようになる。 ・普通の高校生としての側面も持つが、本人は平和な学生生活などに興味がないらしくいつも授業をフケている。 〈能力〉 【サラマンダー】 熱を支配する能力。 超高温と超低温を操り炎や氷を生み出すシンドロームだが、彼の場合炎に特化している。 かつて死亡した際に周囲の炎を取り込みオーヴァードとして覚醒。 常に体内では炎が生み出されており、彼の肌を焼き続けている。 少しでも気を抜くと、体内で暴れる炎を抑えきれず周囲諸共彼の身体を一瞬で焼き尽くす。 無尽蔵に生み出され続ける炎を人気がない場所で発散することが日課。 戦闘でも炎を"生み出して攻撃する"というよりも、"解き放つ"といったほうが正しい。 逆に自分の意志で生み出すことは苦手なのか、ガス欠になると途端に戦闘能力が落ちる。 これらの特性は、自分の死の原因となった炎を心のどこかで"どうしようもないもの""御せないもの"として捉えているからである。 それ故に彼はただ力任せに放ちぶつける。嫌いな炎を、気にくわない炎を。 その後ろに見える誰かの影を焼き尽くさんとするくらいに。 彼からは常に仄かに肉が焦げる嫌な臭いがする。 それを誤魔化すために主張の強い香りがする煙草(甘い香りが好み)を愛用している。

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