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"記憶の縁(レミニセンス)"星見 結乃 「あはは…私自身の戦闘能力はUGNの平均以下だと思うんですけどね…」 「私を、信じてください。私が必ず、貴方の絆を取り戻しますから。だから…貴方の大切な人を、忘れないで。」 記憶の縁…レミニセンス 意思が宿る、人々の記憶の拠り所になれたらという想いが込められたコードネーム。 UGN日本支部のエース格のチルドレンペア、双璧。 "熾天の騎士"は虐げられている人々を救い、 "記憶の縁"は救われた人々の傷付けられた心を癒す。 実力も精神性も評価されている、両者共に炎を主な戦闘手段としているエージェントである。 好きなもの:本、甘いもの、絆を育む人を見る事 苦手なもの:運動、苦いもの、本人の意思に反する事の強制 趣味:日記(記入・読み返し)、読書、人間観察 特技:記憶能力の高さを活かせるもの全般(チェス、神経衰弱など) ------------------------------------------ 一般公開されていない情報 ○来歴 UGNエージェントの両親の元に生まれた2世オーヴァード。生誕時から覚醒し、並外れた記憶能力を発現していた。その代償として精神面の成長が遅れ、自分の意思を持たない子供として育った。 5歳の時に両親が作戦行動中死亡し、それ以降はUGNの施設に預かられた。UGNチルドレンとして養成され始めるが、その時点では記憶能力が高いことしか判明していなかった為、RCと最低限の護身術の訓練のみ行われ、実戦に出されることは無かった。 転機となったのは10歳の時。以降の親友となる棗と遙に出会う。彼女達と深く触れ合って付き合っていく中で、二人の生き様や考え方を"記憶"し、それを元に人格や意思が急速に形成された。 そのような経緯の為、結乃は彼女達のことを親友・恩人・仲間・家族として強く慕っている。 また、遙の能力を模倣する形で戦闘能力も開花。そこからUGNの研究も進み、結乃の能力が"記憶探索者"の亜種であることが判明する。その能力は"幻灯の記憶(リメンバランス)"と呼称され、UGNの中でも秘匿されることになった。(秘匿されているからこそ、結乃を指してこの能力名で呼ばれることもある。) その後は遙と組みUGNチルドレンとして任務を行っていたが、16歳の時に事件が発生。 事件に関わる数ヶ月の記憶を失い、棗が失踪してしまった。 そこから現在まで約一年ほど、自身の能力の代償を厭うことなく、事件時の記憶と棗を探し続けながら任務をこなしている。 ○能力 ノイマンに匹敵する記憶能力と、記憶に関する様々な能力を持つ。 完全記憶 ・生まれてから現在までの、ほとんどの記憶を保持し続けている 記憶再生 ・相手と目を合わせることで、他者の記憶をトレースして見る事ができる ・記憶している内容を、現実に影響を及ぼす形で再生できる(戦闘時は主にこの能力を活用) 記憶操作 ・他者が忘れている記憶や、意図的に燃やした記憶を、修復して引き上げさせる ただし、これらの能力は行使する度にレネゲイドが強く活性化する上、脳に重いダメージが蓄積していく。 能力の使用を続けた場合、最終的には脳死かジャーム化のどちらかが待っていると思われる。 …なお、ノイマンと同等の記憶能力は持っているが、その情報を経験として落とし込む能力は足りていないので、運動音痴。 記憶に焼き付いたイメージと自分の身体能力の差を、上手く処理できていないことが原因と思われる。 (戦闘は訓練を受けているので別) ○性格・思考 性格は親友である棗と遙がベースになっている為、穏やかだが芯の強さと正義感を持つといったところ。悪いところもトレースしてしまっている為、自己を顧みず意思を通す危うさも持ち合わせている(その為、遙とは時々互いのことを心配し合って喧嘩になることも)。 感情や、互いを大切にする尊さを親友二人から教えてもらった為、今度は自分が周りの人達の絆を守れるようになりたいと考えている。 最優先はあくまで親友二人の無事だが、その次の強い目的意識として、手が届く範囲の人々に幸せになってほしいと考えている。 ○趣味・趣向 記憶を失ったことをきっかけに、日記を書き始めた。記憶能力が高い為に最初は何を書けばいいのか困窮していたが、現在では今までの思い出を書き出したりすることも含めて、彼女の日課となっている。 また、脳を酷使しているせいなのかは不明だが、甘いものが好き。休暇中に甘味処に入り浸っている姿が時々見受けられる。 人々が平和に過ごしている何気ない日常を眺めるのが好き。絆を育んでいる人達を見て、その日常を守る為に今日も戦い続けている。 ------------------------------------------ ○ 結乃の日記より抜粋 さて、日記です。 …日記なんですよ。 …日記って今まで書いたことが無かったので何を書けばいいのか分からないんですよね… えっと…とりあえず日記を書く気になった経緯から書きましょうか。 私は、ここ数ヶ月ほどの記憶を失いました。 私の能力の関係上、記憶力には自信があったのですが…失ってしまったものは仕方がありません。 今後、記憶を失うことがあったとしても、大切なものを想い出せるように。 私の記憶を、日記に預けていこうと思います。

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