タグ： おむつわーるど ｴﾄﾗﾝｾﾞ

リン・リラン 狼人間の女の子。耳としっぽがあるが普段はフードで隠している。 中華系の家系に生まれたが、ほぼ日本で育っているため日本語が得意。 李狼は昔は引っ込み思案でとても臆病な女の子であった。 最初は耳やしっぽを完全には隠していなかったが、ある日自分は他の人と違うのだと気づいた。 気づいた理由としては、弟と遊んでいる時に他の人間にしっぽを引っ張られたり、捕まえられそうになったり。時には殺されそうになったりもした。 李狼は人間と仲良くなりたかっただけなのに、容姿が違うだけでこんなにも屈辱的な扱いを受けるのかと差別に絶望した。 このままでは自分も弟も、もちろん家族も危ない。そう思った李狼は自分の身は自分で守ろうと決めた。 そして弟も家族も李狼が守ると誓った。 そこから李狼の過酷な修行が始まる。 毎日筋トレをし、元々中華系の家だった為家に隠されていたトンファーを扱えるようにした。 最初は全然扱えなかった物も、才能があるのかどんどん上達していった。 親もそんな李狼を見て、最初こそ子供を守るのは親の仕事だと言っていたが、頼もしくなる李狼をただ陰ながらサポートし、応援してくれた。 でも、それだけでは物足りなかった。トンファーは近接武器であり、遠くから命を狙われては勝ち目がない。 そこまで頭を働かせた李狼は狼人間という事を完全に隠し、銃刀法違反が厳しい世の中で唯一、法に縛られず武器を持てる方法だと考えたため、猟師免許を取った。 勿論これは人間に向けるようなものでは無いが、いざとなったら人でも撃つ。 */ 林家はとても仲のいい家庭だった。よく笑う父と、優しい母。そして何より大切なのが阿狼(あらん)という弟。 弟とは5つ離れている。 そして、阿狼が生まれた時に｢仲良しの姉弟になりますように｣と親がネックレスをプレゼントしてくれた。 2人ともこのネックレスを肌身離さず大切に持っている。 阿狼は李狼より人見知りをする性格で、いつも李狼の傍にいた。 一緒に遊んだり、寝たり……何をするにも2人は一緒だった。 ある日、李狼は親にお使いを頼まれた。 というのも、もうすぐ弟の誕生日。弟にケーキを作りたいからその材料を買ってきてというものだった。 阿狼は李狼と行きたがったが、サプライズの為2人は初めて別々に行動をすることになった。 それが、間違いだった。 買い物が終わり家に着くと、何やら様子がおかしい。 いつもなら明るく楽しそうな家族の喋り声が聞こえない。 更には玄関が少し開いており、中からは鉄臭い匂いが漂ってきている。 もしや、と李狼は思った。李狼の頭の中にあったのは最悪な結末だった。信じたくなかった、信じられるわけなかった。 勢いよく扉を開ける。そこに立っていたのは血がべっとりと着いた刃物を持つ、男だった。 ｢まだガキがいたのか｣ と男は李狼に近寄る。 その時の李狼にあったものは恐怖でもなんでもない。殺意のみだった。 今日は弟のパーティーをするはずだったのに。どうして、どうしてどうしてどうして。 そう考えた時には李狼はもう既に隠していた猟銃で撃ち殺していた。 男を殺した事に罪悪なんてなかった。寧ろもっと惨い殺し方をしてやりたかった。 リビングまで李狼は走る。 そこで見た景色はあまりにも悲惨で、残酷で、絶望しか生まないものだった。 血を流して倒れているお父さん、お母さん、そして弟。 李狼は必死に声をかけた。叫んだ。泣いた。 親から返事は帰ってこなかった。 しかし、微かに弟の目が動いた。 李狼を真っ直ぐと見つめ、｢お姉ちゃん｣と口を動かした。そんな気がした。 まだ生きている。弟は、まだ死んでなんかいない。助かる。助かる助かる助かる。 助けなきゃ、お姉ちゃんなんだから。私が何とかしなきゃ。 でも、何とかって……？ とりあえず李狼は弟を抱えて走った。 それしか出来なかった。病院？私たちは狼。普通の病院に行ったところで見てもらえるわけない。 どうすればいいんだ。助けて、誰か。 ______私の弟を助けて！！ そう叫んだ時に、白雪姫は現れた。 白雪姫は弟を助けてくれると言った。それが李狼の望む形でなくても、生かしてやると言った。 ｢いいの、弟が助かればいいの！なんでもするから！｣ 強く懇願した李狼を見て、白雪姫は頷いた。 弟の姿は弟では無くなってしまったけど、確かに生きている。死んではいない。 それだけで李狼は十分だった。 どんな形であろうとも、弟が大切で大好きだから。 でも最近白雪姫から連絡が来ない。 弟は？ねぇ、弟はどうなっているの？ 李狼は弟とお揃いのネックレスを握りしめながら、ただ弟の無事を願うことしか出来ない。 */ 弟について 名前 : 林 阿狼(りん あらん) 年齢 : 李狼の5つ下(現在15) 性別 : 男 容姿 : 李狼と似てる */ 『特殊能力(赤ずきん)』 ・暗視 暗闇でも《目星》にマイナス補正はかからない。 ・狼への変化 満月もしくは魔力に満ちた円形の光を見ることで、完全な狼へ変化することが可能である。 ダメージボーナスは人間時の値に 1D6 のダイスを追加する。(元が+1D6 の場合、2D6 となる) 狼になっている間、任意の戦闘技能を《噛みつき》(1D8+狼としての DB)に変化させる。 《武道》などを習得している場合、噛みつきにもそれに伴うダメージの上昇を適用する。 狼の毛皮は、1 の装甲として扱う。 狼でいる間は、ラウンドの最後に 1d3 の HP 回復ロールを行うことが出来る。 4-8:『大切なもの』……大切な品物を常に身に着けている。これをなくすと1/1D8の正気度チェック(D) 60 (弟とお揃いのネックレス) 6-6:『急速な回復力』……耐久力回復ロールの結果に+1

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ