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門脇　凌牙(かどわき　りょうが) 体力なし、筋力もなし夢も特になしのひょろひょろ大学生。特に何になりたいとかもなくとりあえず大学に進学し、とりあえず進級した。周りは会社や企業に就職が決まっていく中、自分は何がしたいんだろうとぼんやり考える日々が続いていた。 そんなある日、一人暮らしで住んでいるアパートに隣人が引っ越してくる。お母さんと7歳くらいの女の子だった。 そこまで気に留めていなかったが、数日後に聞こえてきたのは女の子の泣き声、母親の罵声、大きなものが倒れる音、そして謝り続ける幼い声。 日に日にその頻度は増す一方で、流石に不安になり、度々差し入れをもって行き、そこで初めて少女の姿を見ると、ボサボサの髪に顔や体に目立つ痣があり、今まで感じた事も無い感情や衝動が走る。 しかし、どうすればいいのか分からず、自分に出来ることも思いつかない為、母がいない時にドア越しで少女と少しずつ話をするようになる。初めはほとんど話返してこなかったが少女と少しずつ仲良くなっていく。 そしてその数か月後、いつも以上の大きな物音が隣の部屋から聞こえる。心配になり翌日にドア越しで少女に話を聞くと「殺されるかもしれない」と呟く声を聴いた瞬間、自分でも驚くほどの力でキッチンの窓を割っていた。 「一緒に逃げよう」と少女に言うと、少し驚いた顔をしたが、彼女は小さくうなずく。 少女を連れ出し、最低限の荷物を持って街を出る事になった。 その後は住む場所や働く場所転々としている。日雇いバイトを探しながらその日暮らしの生活の日々。不安定な生活をしているので、本当に連れ出してよかったのか時々悩むこともあるが、あの母親の元にいるよりマシだと後悔はしていない。 何処か落ち着く場所で麻衣を預ける事が出来たらいいと思っている。 【関係性】 桃ノ木　麻衣(もものき　まい) 7歳の女の子、幼いころから母親から虐待(身体的虐待、ネグレクト)を受けており、両親の離婚をきっかけに凌牙の隣に引っ越してきた。誰を信用すればいいか分からず人間不信になっていたが、ドア越しで凌牙に声をかけてもらってから、少しずつ心を開く。｢一緒に行こう｣と言われた時は驚いたものの、とても嬉しかった。 麻衣自身は今の生活は苦ではない。(幸せな暮らしを知らないから) 凌牙と離れるつもりはなく、ずっと一緒に居たいと思っている。 【特徴表】 天気予報士 斜め上からの発想

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