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<キャラクター像> ドナースターク帝国の二代目光学研究所所長にして、第三次世界大戦で膨大な数の犠牲者を出した兵器の開発者でもある女性。 一見落ち着いて見える彼女だが、その性格の根本はかなりの強欲。表面的、もとい人間的な欲求は見た目通りの希薄さではあるが、唯一彼女が何かしらの選択を迫られた場合、可能な限り多くの選択肢を同時に取ろうとする。彼女の人生におけるモットーは「迷ったらどっちも」である。(そもそも迷うこと自体が少ないが) 人付き合いに関してはあまり愛想は良くないものの、雑談や冗談が通じる程度にはコミュニケーションを取る意思がある。 両親は先の大戦にて他界。残った唯一の肉親である妹を溺愛、とまではいかなくとも大事にしている事が随所から伺える。 <背景・バックグラウンド> 第三次世界大戦開戦の時点で、彼女はまだ一般研究員の立場にあった。しかし、大戦の最中に初代所長が急な失踪を遂げ、急遽二代目として彼女が所長に就任したのである。 彼女が研究所長となってまず真っ先に掲げた研究思想は「非科学による科学の推進」である。困惑した研究員たちが彼女の元へ抗議に向かうと、彼女は素知らぬ顔で「どちらかを否定してしまうなんて勿体無い、どちらも使えばいいじゃない」と言い放ったという。 就任当初は非難の嵐であったが、彼女は就任以降着々と実績を上げ、遂には研究所内に表立って批判を行う者は居なくなっていた。 そんな彼女が開発した物の中で、ひときわ異常かつ多大な実績を誇ったのが「O線光学兵器」と呼ばれる兵器である。 光学研究所では元々レーザー銃・サテライトキャノンといった光学兵器の開発は行われていたものの、全く研究の進展が無く実用化には遠く至らない状態。人体に対してはほとんど光を当てるだけとなる光学技術の兵器転用は現段の時代では不可能とされていた。だが彼女は照射するレーザーに「O線」と呼ばれる放射線を付与することにより、それまで不可能とされていた光学技術の兵器転用を成功させた。(O線はその存在こそかなりオカルトチックなものであるが、光学兵器への付与方法は科学に基づいたしっかりとしたものであり、O線の放射線源さえあれば模倣は比較的簡単) このO線は「人体にのみ」作用する放射線であり、植物や昆虫といった他の生物には一切の影響を与えない。(構造の近しい哺乳類等にはある程度の影響がある) 人体がO線に被曝すると「塵になったように霧散する」というのが最大の特徴。また、残留性が殆どないため、付与されたレーザー光が過ぎれば一瞬で分解されるのも特徴の一つである。 これらの特性を備えるO線光学兵器は、主に「土地と資源を殺さない戦略兵器」として扱われていた。(一部の国では神による浄化の光としてプロパガンダに使用されていたりもする) 使用コストの面から乱用こそできないものの、この兵器が多くの犠牲を出し、大戦の戦局を動かしていたのは確かである。 世の理に反する研究内容、また不自然な所長就任の経緯から、初代所長の「魔女」という渾名を元に彼女は「Hexen・geist(魔女の亡霊)」と呼ばれている。 【ドナースターク帝国】 概要:古くから続く歴史ある帝国。自国の産業に絶対の自信を持っており、実際にどの時代おいても先進的な技術を追求してきた生粋の産業国。 首都：帝都シュトロハイム 人口：8300万人 面積：357,400 km² 国内総生産：現代換算で約4兆USD(戦争終結後) 国の標語：ドナスの産業世界一ィィィィ！！！ 政治形態：複合君主制 行政機関：ドナースターク帝国議会 歴史：元々は純然たる帝政を政治形態としており、帝王個人への集権国家として存在していた。しかし、900年前に革命を機とした内乱が勃発し、帝王派と革命派による泥沼の争いが20年ほど続く。長く続いた内乱は帝王派の勝利で決着したものの、既に帝王派に統治を継続するだけの余力は無く、結果として各地の有力者を集めた帝国議会を設立。以降現在に至るまで、帝を形式上の最高権力者とした複合君主制を政治形態としている。 国の主要人物：Rudol von Donnerstag-ⅩⅢ(ルドル・フォン・ドナースターク-13世) 「蹂躙するはわが手にて」---ロスト

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