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ーーー人間。 悠久に続くこの時間の中で、絶えずそれは蠢いて、同族で争い殺し合い、そうして奪い合うことで文明を発展させていた。 悠久に続くこの時間の中で、それらは何故か興味深く、見ていて面白かった。 実に愚かで、実に滑稽。 それらは、神である自分には持ち得無い、何かを持っていた。 全知であり、全能であるこの私を差し置いて、だ。 忘れられた神には、到底得ることのできないものを、それらは有していた。 『愛』 それらは、感情というものを知っていた。 何故それらは涙し、笑い、そして愛を知っていた。 全知であり、全能である忘れられた神は、その『愛』というものに強く惹かれた。 喜怒哀楽は長らく見ているうち、なんとなく形だけ真似ることもできるようになった。 ただ、ひとつ、『愛』というものには一切の理解が及ばない。 『愛』とはなんだ？これらは何を持ってそのような表情をする？ 忘れられた神は知りたかった。 この世界には、まだ知らないことがあるのだ。 （それは人間への執着ーーーひとつの『愛』の形である、ということも気付かずに） ーー人間時ーー 外見において、性別不詳。10代ぐらいの幼子に見える。 知的好奇心が旺盛で、いつでもわくわく！ 最近人類の中で流行ってるロリ？ショタ？をイメージして、神、自らキャラを作ってきた。 一人称は「わがはい」。「〜〜なのじゃ！」「〜〜かのぅ？」などの、ロリババア口調設定を守ろうと必死。 本来は男神であったが、何故か自らがロリに寄っていってる。 名を名乗ることはない。なぜなら、名が無いから。 正確に言うと、無いわけではない。長らく人々からの信仰を受けていないため、神自身も忘却してしまった。 一人称について:「吾輩は猫である。"名前はまだない"。」から取っています。名前がないので。 本当の名前は、Grem（グレム）。本人は忘れている。 白痴の王と、そのメッセンジャーのみ知る名前。

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