タグ： ともかわ りな

巴川　莉那《ともかわ　りな》 年齢：23歳 大学２回生の経済学部に所属。 莉那自身はそうとは思っていないがかなりのブラコンである。 中学校３年生のに弟の柊哉を交通事故から庇い、 右足を失ってしまった。 温和だけど自分の身体欠損で家族に負担を掛けていることに負い目を感じている。 事故が高校受験目前だったために中学浪人の末に定時制高校を卒業。 大学に進学しようとしたが、身体欠損を理由に親に大反対された。 しかし、柊哉に「俺と一緒の大学に行かないか？」と声を掛けられて進学した。 大学進学に伴い、弟の柊哉と二人暮らしをし始めたが、 柊哉が『自分のせいで姉が足を失った』と気に病んでいることを気にしている。 日常的な生活は義足生活に慣れてはいるけれど、 ふたり暮らしになって増々過保護になってしまった弟に 甘やかされることに申し訳なさと不安を覚えている。 『このまま甘やかされちゃったら、しゅーちゃん無しじゃ生きていけなくない？』 そう思うたびに柊哉に謝ってしまうが、 それが柊哉を増々過保護にさせてしまう理由になっているとは気付いていない。 本当はいつも気遣って支えてくれる弟に恩返しをしたいのに……。 美形の弟の姉が美形の姉。 周りはそう思っているが、 自分は身体障害者なのでモテることはないと思い込んでいる。 人が親切にしてくれるのは自分の周りに清い心の人が多いからだと思っているが、 実は下心を持った行動だということに気付いてはいない。 現在の悩みは弟の柊哉が思った以上に異性に人気があって、 同性の友達に紹介してくれと言われることが増えて来たことだろうか。 成人して人波に苦労したせいか、 落ち着きのある青年へと成長した柊哉は美形ともあって女性にモテる。 「しゅーちゃんは、私の大事な弟なんだから…… 　だれにも渡したくない…… 　って考えるのは傲慢なのかな？」 イケない事だと思っているけれど、 自分を囲い込もうとする柊哉に囚われて、 増々依存してしまう自分に後ろめたさと申し訳なさが募ってしまう。

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