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特徴表 5-5　おおらか 嫌なことをすぐに忘れられる。精神科クリニックや療養所などで正気度ポイントの回復が+1増加する。 4-8(D)　大切なもの→両親の遺書 他人には価値のないものだが、大切な品物をいつも身に着けている。失った時には1/1d8正気度ポイントを失う。 4d10の興味ポイント追加。 イギリス出身、いいところのお嬢さん。 14歳の時飛び級で大学卒業している。 フィルが20になったとき、両親が遺書を残して心中。 「自由に生きろ」と誰宛とも書かれていない封筒の中のメッセージカードに父親の字で書かれていた。 「これは自分宛の遺書だ」と確信もない中フィルは思い、それを大切に持ち歩くようになった。 そういえば、このような遺書がもし本当に渡したい人に届かなかったらどうなるのか。 そんなのって寂しいな。それならボクが届けてあげたい。 ふとテレビで日本の自殺者が増え続けているニュースが流れる。 「そうだ、日本に行こう。きっと遺書を渡したい人に渡せずにいる人がいるはずだ」 思い立ったが吉日、その日のうちに荷物をまとめ、思い出の残った屋敷を後にした。 日本での生活は順調だった。持前の頭の良さで警察の捜査を掻い潜り、たまたま見つけた廃屋で生活をする。 男の方が色々都合がいいとのことで一人称を「ボク」に改め、服装もパンツスタイルに。 メッセージカードは足のガーターベルトに付けたポーチにしまいこみ、大きな肩下げ鞄に依頼者の遺書を入れている。 遺書屋は、インターネットで依頼を集める。 依頼者のもとへ行き、遺書を受け取った後に自殺を見届け、依頼された場所に届ける。 だが、ある日、自分で死ぬ勇気が出ず「殺してくれ」と頼まれる。 自分がここで手を貸せば自分は加害者になってしまう。 殺人者になりたいわけではなかったのでその依頼は断った。 しかし、その人はいまだに辛い思いをしながら生きているのだろうかと思うと可哀そうだ。 ならば殺してあげられる人がいればいい。 そう思っていた時、路地裏に隠れていた一人の男の子に出会う。 明らかに普通の状態ではない彼に声をかけてみた。 「ねえ、助けてあげよっか？」 今までの経験と知識から逃げ道を割り出し、自分の隠れ家へ案内する。 そこで仲間へと引き入れることにした。

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