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時は　平安時　元号（げんごう）　西暦（せいれき）　天長（てんちょう） 8２９年　３月３日　生誕　　たった１０年で終わってしまった時代 九上院鈴之助は　１５歳という誕生の祝いに　新しい蹴鞠を貰う　余りの嬉しさに夫婦（めおと）になるはずの女性を放置をする 深夜に部屋を抜け出し雨の中蹴鞠をしていた時だった　その時だ・・蹴鞠が足から離れた時　雷鳴がなる　このままでは蹴鞠が死んでしまうと愛しい女性を命を呈して守るごとく抱きしめる　鈴之助はこの時　死を覚悟した　よい人生じゃったと口角をあげて蹴鞠を人撫でした 耳のキンッとする痛みと視界が点滅する中　瞳を開ければ　高い建造物が並んでいた　驚いて自身を抱きしめるように守れば腕の中には蹴鞠がおり　そなたを守れたのだなと安堵したときだった・・ 突如　素早い動きで襲い掛かる塊が（黒塗りのベンツ）が鈴之助を襲う　本能的に　今度こそ死を覚悟した時　なんとも形容しがたい　力強いものと鼻孔を震わせる香り（ハニーの香りです）を感じたのち　背中を打ち付ける痛みで自分が誰かに助けられたのだと理解した 眼を開き　しっかりと見つめればそこには愛しきハニーがいた　涼しい顔をしながら立ち上がる　その人物こそが自分を助けてくれたのだと　自然と蹴鞠をポトリと手から落ち　その腕はハニーの腰を抱きしめていた　つれぬことに振り払われてしまう　嫌がることなどしたくなかったため　鈴之助はいかに自分が無害か 全てハニーに話した　しかしハニーは　はぁ　ふむ　へぇ　ふーん　そう　（現代でいうところの　聞き流されているランキング頷き）をされたのち 警察署に連れていかれた その後　自分が時代を超えてしまったと知り　おいてきてしまった蹴鞠達のことに涙を流したが　ハニーと会うため　この世界で生きなければいけないと決心をして　もともと裁縫が大好きだった為　ふらりとはいった京都の店の反物屋で　勝手に着物を仕上げ　店主がかなりのかわりものだった為 その技術をかわれ　現在は　「美しい謎の和裁士　鈴之助」という　世間で知名度が高い　あまりにも謎がおおいが　ただ一つ世間でもわかるのは　ハニーと蹴鞠に異様な執着を抱いている ＝＝＝＝＝ 平成が終わる５年ほど前　現在は２０歳　　いいなづけがいたがとっくの昔に忘れている　そもそも結婚するのは蹴鞠だと１５歳になってもいっていた お体と精神に問題あり ＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ハニーは本妻であり　この世で　全ての概念の一番だと思っている　醜さも一番だと思っている　その次に蹴鞠は側室　平安からともにきた紫（むらさき）は 鈴之助にとって宝である（ハニーは次元を超えている） ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ そして　鈴之助は幼いころから　人の言うところの三大欲求が薄く　不思議な存在だった　食も細く　睡眠も浅く　性欲は無である 自身は何もしてもいないのに神聖な雰囲気をまとい　神楽鈴を鳴らすだけで　誰しもが心が無の境地になり数十秒は動くことを忘れてしまう（ハニーとハニーに夢中な富豪以外）は　そしてその神楽鈴を鳴らすだけで　空から天がける反物が現れる　タネも仕掛けもない　（世間は仕掛けだと思っているが　一部仕掛けじゃないと発覚した人物はSAN値がはいってしまっている） この反物は　鈴之助が清らかであり　そして身を汚さない義理（童貞であるかぎり）降ってくる 関係を持った場合　それは普通の反物となってしまうが 高級なものに変わりはない　 科学では分析できない繊維質であること　どんな子でも来れる為　急かされることが多いが　基本的に蹴鞠と遊ぶことが一番なので　鈴之助次第である

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