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チアキ　コクトウ。元々、一人称は俺。口調はがさつ。特に好きな奴以外にはとげとげしく不愛想。人の面倒なんて絶対にみない切り捨て主義の男であった。 警視庁刑事部捜査第一課所属…してちょっとたったころの話。千秋は元々シビアな性格である。故に仕事でもそれ以外でも足を引っ張る無駄な奴やできないことばかりが多い無能が嫌いであった。上司だろうが部下だろうが使えないのだからいらない。俺だけでもいいのになぜ荷物の面倒を見てやらなくてはならない。そんなスレた状態でただ一人、同期の白鳳一夏だけが信頼できる相手であった。モモ、と珍しくあだ名をつけて呼ぶほど懐いていた。やりたいと思ったこと、疑問に思ったこと、解決まで導く過程で、千秋が求めるライン、いやそれ以上の精度で立っていてくれた男。しかも絡んでみれば意外と話の出来る奴で、勝手ながら親友のように思っていた。千秋も自分から素で肩を組んで話したり怒られたり、馬鹿をやる相手ができると思っておらず、すごくすごく大きな友愛をもっていた。 モモ、お前とならどこにだって行ける。なんだってやれる。いずれはバディで検挙数1位も目じゃねえよなって。 お前はまた眉間にしわ作って「当然の様に巻き込むのか？」なんていうんだろうか。そりゃそうだろう。お前があっての俺なんだぞ。 俺な、まっすぐいきてえんだ。太く短く清く正しく！死に場所だってそうありてえ！でもどうしたってどっかで迷ったり間違ったりすんだろ？それを引き戻してくれる、叱ってくれて元通りにしてくれる。モモなら。絶対に。 有象無象はいらない。どうせあいつらは俺たちについてこれない。育てる？助ける？勝手にやってろよ俺には俺の相棒がいるんだ。そんなもんどっかほかの奴に任せてりゃいい。俺はずっとこいつと走ってたいんだ。 今が一番楽しい！これからもずっとそうだ！モモ！お前はずっと俺の隣にいてくれるだろ！ いてくれる…だろ…？

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