タグ： 亜月式 振斗 冒険譚は夢の果てまで

特徴:受け身、芸術的才能 職業:登山家(狂気山脈オリジナル職業) 年収:700万円 財産:3500万円 シナリオ「狂気山脈」HO3B用キャラ(通過済) ・ハンドアウト3B： 隠匿された真実 　君を突き動かすのは好奇心だ。君は知っている。 　かつて、かのミスカトニック大学が南極で未知の巨大山脈を見つけ、その存在をひた隠しにしてきたことを。 　あの山脈には、「前人未到の世界最高峰」ごときでは済まない何かがあるに違いない。 　【ミッション：狂気山脈の謎に迫る】 +「未知なる山嶺に夢を求めて」通過済 大宮 燿(おおみや ひかる) 22歳 女性 20代前半にして既に世界中を駆け回る生粋の冒険家。 冒険時の生死を危ぶまれるスリルや、その果てに辿り着いた新事実の発見に多大な喜びを覚えるタイプの人種。死ぬ時は冒険中に死にたいタイプ。 好奇心は旺盛だが歯止めが効かない訳でもなく、寧ろ肝が据わっていて話も通じる方。多分……。 人間関係に無頓着なため、人と積極的に仲良くなろうとはしない。ただし言いたい事は何でも結構躊躇なく言う。 ○以下「狂気山脈」「未知なる山嶺に夢を求めて」通過後追記 シナリオの内容に関する記述あり 第二次登山隊として狂気山脈への制覇に挑む。幾度か生死を彷徨う危機に見舞われながらも、持ち前の探究心で山頂への道を確実に切り開いていき、遂に同じチームに所属していた者の内2人と登頂を果たした。…が、その後狂気山脈に起きた異変に巻き込まれる。下山の為にパラシュートを開くもアクシデントにより体を強く打ちつけ、そのまま帰らぬ人となった。 ○交友関係 ラングヒル・リサ・アムンゼン:第二次登山隊のチームメイトであり、共に狂気山脈を登頂した者。元モデルでありながらも登山家に必要な精神力を十二分に有していた信頼できる仲間。大宮が亡くなる間際にも懸命に手当をしてくれた。 「…あれ、髪バッサリ切ってる、見違えたぜ。そんくらい短いのも似合ってるな！」 青山 晴哉: 第二次登山隊のチームメイトであり、共に狂気山脈を登頂した者。あまり口数は多くないが振る舞いから強い意志を感じ取れた信頼できる仲間。大宮の事を信頼して自身の目的を打ち明けてくれた。 「前より写真撮るの上手くなってねえか？あとてるてる坊主も！やるじゃん！！」 その力強く奔放な生涯は若くして幕を閉じた…筈だ。 しかし、この先の事はまだ誰にも分からない。 一度狂気に魅入られれば、一度狂気を愛してしまえば、例え死が彼女を休ませんとしても、もう二度と平穏な日常には帰れない……かもしれない。 例え神が、彼女に「現実」という選択肢を与えたとしても。 あぁ、最高だ、人生最高の気分だ！ なんてったって、死んだのに終わらなかった！　死んだらもう終わりだって、それが普通で当然だから、死に物狂いで死なない様に、けれど命を懸けて生きる。それが登山家って、それが冒険家ってモンなのに！ 私は本当にラッキーだ、この上なくツイてる！きっとこんな幸運は二度と来ない、そう考えた方がいい。だからもう二度とあんなヘマはしない！　せっかくチャンスが与えられたんだ。この"夢の世界"とやら、もう一度死ぬ時が来るまで遊び尽くしてやる！！ 大宮燿は大きく息を吸った。16,000mの頂でも欠乏しなかった新鮮な酸素を、再度肺胞に取り込み直す感覚。 肺は役目を果たしているのか、心臓は自身の責務を覚えているのか、血液は往くべき道を理解しているのか、生きているのか、死んでいるのか。大宮燿という存在は夢幻の中でのみ成り立つあやふやなものになった。彼女が生まれ育った、彼女のチームメイトが暮らしている世界……「現実」に帰る事は、もう無い。 そんな、不確かな夢の中で。 大宮燿は地を蹴った。何度も何度もその脚で、幾多もの危機を乗り越えてきたその足で、蹴って蹴って蹴り続けて、どこまでも、どこまでも、走った。 「現実」の彼女はもう目覚めない。辛うじて綺麗な形のままに留まった体は、彼女が生まれ育った国の慣習に従い、燃やされた末に骨となって黙りこくる。 大宮燿は既に死んでいる。死んでいるという事は、生きていないという事だ。いくら夢の世界で生きていたって、現実的に考えれば夢は夢でしかない。大宮燿という存在は、もう生きていない。 しかし、そんな「現実」は彼女にとって些細な事だった。 眼前に広がる広大な、自身の常識を遥かに超えた世界。爛々と光るその瞳に映る景色は、動いているかも分からない彼女の胸を昂らせるのに、あまりにも十分な材料となった。 役目を果たしているかも分からない肺で息切れをして、責務を覚えているかも分からない心臓を高鳴らせて、往くべき道を理解しているかも分からない血液が巡って、すっかり赤くなった顔を綻ばせれば、その表情には心からの幸福が滲み出す。 眠りについた大宮燿は夢の世界で目を覚まし、 生きていない大宮燿は夢の世界で起きている。 それこそが、彼女がこれから辿っていく「真実」であり、 これからも続いていく大宮燿の冒険譚であった。 オリジナル後遺症 ＜夢見の冒険家＞ 貴方は、ドリームランドでのみ生きることができる体である。よって、ドリームランドから覚醒の世界に行くことはできない。貴方にとっては、この世界こそが現実なのだ。 探索者は、ドリームランド系のシナリオのみ継続探索者として参加できる。また、ロスト探索者向けのシナリオに関しては、現実世界以外の異世界に飛ばされる系のシナリオであれば参加できるものとする。 その際、シナリオに行くたびに追加でクトゥルフ神話技能が+1される。成長などは問題なくできるものとする。 上記を満たしていると判断したならば、自由にKPCとして扱ってもかまわない。 改めてロストした場合、現実の世界に帰ることはできず、永久ロストとなる。

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