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さきさかそうすけ 大学一年生になる年齢。 ただし幼いころから病弱で、病院からほとんど出れたことがない。 義務教育はほとんど行っていないし、高校は弟と同じ高校の通信制に通った。 段々と体調がよくなってきて、ようやく弟と一緒に学校に行けるかもしれない。 そんな希望がすぐに打ち捨てられる。弟が、自殺したからだ。 自分のせいだろうか。 兄が病弱で病院から出られない、迷惑をかけつづけたから？ 親がこちらを世話する間、寂しい思いをしたから？ それとも、自分の知らないところで何かあったのか？ 学校でいじめ？受験に失敗した？ 俺には、何も教えてくれなかったのに。 そんな俺に誰かが言った。 「爽玖を殺したのは、茜燐桜だ。」 聞いたことがある名前だった。お隣さんの、息子さんの名前だ。 そして爽玖が仲良くしていた、親友とやらだったはずだ。 その関係を羨んだことがないわけじゃない。 だって俺は、この白い病室から出れたことがない。 友達なんていなかった。外に遊びに行けたこともない。 体調が良くて退院できても、家でおとなしく、自室ですごすだけ。 そうしてすぐに悪化して、またこの白い部屋に戻ってくる。 俺の世界は、両親と担当医、看護師さん、そして弟で完結していた。 弟と彼の関係なんて知らない。知りたくない。 俺の前では穏やかだった弟が、彼の前ではうるさいくらいに元気だった。 俺の前ではおとなしかった弟が、彼と一緒なら非常に活動的だった。 病弱な俺に気を遣っていただけだろう、わかってる。 わかっているけれど、こんなにも悔しい。 秘匿HO HO2　あなたはHO1：茜燐桜と友人である。 小さなころからそうだった。 ずっとこのままなんて、ありえない。 向坂爽玖という人間が生きていたのならば、ずっと親友だ。 なんて。 腑抜けたことをぬかすのだろうが。 あなたは向坂爽玖の兄弟だ。 一週間ほど前、爽玖は自殺をした。 あなたはその現場を目撃してしまったことだろう。 身内の自殺から精神的ダメージを負ったあなたに、一人の人間がこう言った。 「向坂爽玖を殺したのは茜燐桜だ。君は事実を知る必要がある」 そうして爽玖になる代わりに茜燐桜に近づくことを提案されるだろう。 RPの様子（覚えてたら） 「爽玖」と突然呼ばれると反応が遅い。 本来明るく元気な子だが、その様子を爽丞は知らないので無理している感じが残る。 一人称は俺（兄）/おれ（弟）。

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