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クトゥルフ PC作成ツール
白附(しらつき) うつぎ
ID:3755484
MD:9eae50b14490076a75025e3c3f9afd34
白附(しらつき) うつぎ
タグ:
ムー探索者
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生まれ・能力値
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20
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その他増加分
一時的増減
現在値
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SIZ
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初期
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デア
幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
表示
初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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通常表示
<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
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簡易表示
通常表示
<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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通常表示
<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
特徴表 6-9 好意を寄せられている シナリオに登場する誰かに好意を持たれる。KP裁量で誰が何故好きなのかを決定する。どれほど好意を寄せているかはd100で決める。 職業 2015看護師準拠 特記:信用に+10のボーナス。患者への説得に+10のボーナス。 茶色の髪に茶色の瞳、整った顔立ちをした温和な男性。基本的に相手の言葉を否定せず、受け止めるような話し方をする。 空木(ウツギ) 幹の中心が空洞(中空)になっていることから「空ろ木(うつろぎ)」が転訛して空木になったといわれる。 花言葉は「秘密」「古風」 ***** 以下、ソープスクールHO3バレあります。 ***** 「恥の多い生涯を送ってきました。」 「涙を見せてはだめ。常に笑って、相手を愛しなさい」 「真似でもいいの。そうすれば、貴方はこれからも生きていけるから」 そう言った母の顔を、私は今もありありと思い描くことができます。私によく顔の似た母でした。いつも哀愁の念を漂わせ、微笑んでいるのに、笑っているとは終ぞ一度も感じたことのない人でした。 母は道を歩く時、私の手をぎゅうと強く握りしめていました。周りを行く親子連れも同じように手を繋いでいる人はいましたが、痛みを感じるほどに強く握っている母親はいないように思われました。私の顔が多少痛みで歪んでいることにも、歩く速度が遅れていることにも、前を向いて歩く母は気が付いていないようでした。ですが、時折思いついたように、思い出したように立ち止まり、「ソフトクリームを食べて帰ろうか」などと謂うのは母の言葉で、それが却って一層作り物のように感じられていたのです。 炊事も掃除も、その他「母親に求められるであろう仕事」は全て人並み以上にこなす母であったと思います。おはようからおやすみまで、私に掛けられる言葉も全て定型文のように母親のものでした。しかして、優しく笑みを浮かべたその顔にどこか空虚を感じていたのは、生まれながらにして私にも似た気質があったからかもしれません。そう、母が「人を愛することができない」のだと零したのは、母が正式に父との離縁を決めた後のことです。それが自分の「ほんしつ」なのだと母は言いました。 「貴方は私と同じ顔をしているから、きっと私と同じような人生を歩むことになる」 「だから、教えてあげる」 笑うこと。相手を愛すること。受け入れること。これらを上手くやれば、「私たち」は愛されていられると母は言いました。なら自分が母に愛されなかったのはうまく笑えていなかったからなのかと、そんな風な内容のことをたどたどしく尋ねれば、母は虚を突かれたように目を開き、そして酷く辛そうに顔を歪めたのでした。 思い返せば母は、人を愛することができないことを酷く気に病んでいたのではないかと思いました。これは私の願望ですらあるかもしれませんが、結局息子である私を愛することができなかったことが、母にとっては離婚の決め手となったのではないかと今では思っています。最後に私へ言葉を残したのは、愛はなくとも多少の情程度は感じていたのではないかと、そう思うのは私の妄想であるのかもしれませんが。 父は、母を愛した人でありました。母をというよりも、母の整った容姿をと言った方が正確であるかもしれません。その中身にまではそこまでの関心がないように私の目からは見えていました。母がいなくなってからの父は次第に荒れ、顔のよく似た私に対して濁った眼を向けるようになっていきました。髪を伸ばすようにと指示を受けたため、男子にあるまじき髪の長さとなった私は学校では多少なりとも目立っていました。 放置された父の感情はやがて酒を呼び、酒は暴力を呼びました。アルコールの完全に回った父は手が付けられませんでしたが、それでもどこかに理性があるのか、母とよく似た顔だけは傷つけられることはありませんでした。そんなある日私は母の言葉を思い出しました。笑顔を浮かべ、愛すること。受け入れること。そうすれば愛されると。だから私は笑顔を鏡の前で練習し、父の前で披露してみることにしました。長い髪を下ろし、精一杯の優し気な笑みを携えて、一言。 「あなた」、と。 その日から私は、父を「あなた」と呼び、笑みをもって接することにしました。すると確かに暴力はぴたりと止み、酒に浸ることも減っていきました。父は私を膝に乗せると髪を梳き、頬を、体を撫でました。その手つきは確かに酷く優しく、これが母の言った「愛される」ということなのかもしれないと私は思いました。 そうして少しずつ、少しずつ悪化していった私と父の関係はやがて私が中学の時に父の死によって終わりを告げることとなります。 父が死んだ後は、私は父の親戚の家を回ることになりました。その頃には自分の笑顔の使い方をそれなりに理解しており、殊更に甘い声で感じよく挨拶をしていれば、どの家でもそこまで悪いように扱われることはありませんでした。しかし特殊な境遇上立場のそう強くなかった私は、あらゆる関係性の中でも適応していけるようにと「優しい」ふるまいばかりを覚えるようになります。 人からの好意の言葉を受け取ることが増えたのは、思えばその頃からだったと思います。人にとって、随分私は「良い人」のように見えたのでしょうか。それとも単に私の容姿が、その人の「おめがね」にかなっていたのでしょうか。一つ一つの「すき」という二文字を否定することもできぬまま、私はただずるずると引きずるように多くの人と関係を持ち、またその秘匿に苦労することとなりました。 母の言った通り、私の言動は、私の笑みは、多くの人の「愛情」を獲得するに足りえるようでした。しかし彼らの言葉を受けとるたびに、母から「愛することができない」のだと告げられた時のような、寂寞とも惨めさとも取れない感覚が私の胸に飛来するのです。彼らの目や言葉は私を見てはいないようでした。彼らが脳に描いていたのは恐らく、彼らが欲するままの、彼らにとって最も都合の良い「白附うつぎ」という存在だったのでしょう。そんなことを感じながらもやはり私には、それを否定するような言葉も手段も持ち合わせてはおりません。ええ、その彼らの態度は、確かに私にとっても「優しかった」ものですから。少なくとも厳しいよりはよいだろうと、そんな自分本位なことを考えていました。 ***** 美影杏と付き合い始めた時も、最初はいつも通りの姿勢を私は取りました。自分でも「できた彼氏」としてのふるまいは人一倍心得ていたつもりでおりましたが、彼女があまりにも悲しそうに私のテンプレートのような態度を嫌がったためでしょうか(彼女は恐ろしいことに私の態度の悉くが作り物であることに早い段階で気が付き、それでいて私に交際を求めてきた少女でした)。私はふと、初めて、自分で彼女を愛してみればどのようになるのだろうと、そんな「興味」を覚えたのです。 私が笑っていない顔を見ると嬉しそうに顔を綻ばせるなんとも”おかしな”少女でありましたので、私が態度を変えたことに彼女はすぐに気が付いたようでした。ありがとうございますなどとお礼まで言う始末であり、私は何に礼を言われているのか理解できはしなかったものの、それからも彼女の前でいつものふるまいをすることは減っていきました。 しかし、そうするとある日気が付くことがありました。繰り返しますが私は「恋人」として求められるような仕草は必要以上に心得ております。だというのに改めて「自分で」それをしようとすると、どうにも顔も体も言葉も強張って、何もうまくいかないのです。誰もいない道で手を繋ごうという少女の手を取ったはいいものの、その力加減がまるでわからずただなんとなしに握りしめてしまい、少女が痛いと声を上げるまで自身の握る力に気が付けないほどでした。 私は少女と過ごす日々の中で、母の言葉を思い出していました。 「人を愛することができない。それが私の「ほんしつ」なのだ」 私はそうして子供の頃いかに母が私を「愛そうとしていたのか」ということに漸く思い至りましたが、そんなことはもう、どうしようもないほどに今更過ぎたのです。愛そうとしたとしても私たちには人を愛することなんてできやしないのだ、だから私たちは「わらっている」ことしかできないのだとそんな風に結論をつけるまでに約一年、月日が経過していました。 私は彼女に自分のことを告げることにしました。だから私はやはり君を愛することはできないとそう告げれば、彼女は酷く悲しそうに顔を歪めて「そうですか」と言いました。その姿に何故か、子供の自分が重なったような気がしたのは気の迷いだったのかもしれません。 彼女が保健室を出て行った後、白い部屋に一人取り残された私はどうにも寒く、酷く耐えがたい心地になりましたが、それでも何か言うこともすることもできず、ただそのままじっとそこで時が過ぎていくのを待つしかありませんでした。…そして。それから幾日かが経過した、ある日。 どさり、と。 何かが落ちる音を、聞いた気がしました。 彼女の死の瞬間に、私は立ち会っておりません。彼女の死の理由を、私は把握しておりません。 それでもその小さな亡骸を見た時に、何故か心臓を握られたかのような強い痛みを覚えました。雨でもないのに頬が濡れているのは、それは所謂「涙」というものだと気が付くのにも時間を要するほどでした。しかし、私はその時兎に角胸のあたりが痛くて、いたくて、その苦痛に耐えることに精一杯で、結局自分が何故そんなものを流していたのか、その理由はさっぱり、わからなかったのでした。 ***** https://youtu.be/WrlIuhHfMEo?si=OmH2tCpLN9aB96ZM (軽忽な救済を待つ醜さには一片の夾竹桃を/キタニタツヤ) *****
※
歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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